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2025/10/20

オウゴンマサキ

10月も後半。
先月までは真夏の暑さを記録していた天気ですが、いつの間にか着る服も半袖から七分袖へ変わり、今日は北海道では初雪が降ったそうです!
ニュースで白くなった山や雪で覆われた街路樹が映り、びっくりしました(笑)
あぁ、冬が来るんだなぁ⋯と。
寒いのは嫌だから⋯でも、真夏の蒸し暑さも嫌。
このまま秋が過ごしやすいのですが、季節の移り変わりがあるって、やっぱり良いものかと思います。

さて、少しづつ秋色に変化していく花や木々を見ながら、沼津の総合体育館まで歩きました。
いえ、伊豆の国市から歩いて行ったわけではありませんよ💦
市内の駐車場から徒歩で10分くらいですが、川を渡り、街路樹や家々から覗く花や木を眺めながらウォーキング。

沼津総合体育館についたとたん、1番先に目に入ったのは、正面入口に植え込んであるオウゴンマサキでした。
オウゴンマサキって名前のとおり黄金色のものが一般的ですが、それは緑色に白い斑が入ったホワイトスパイヤー。
それもかなり大量で、入口横の壁にホワイトスパイヤーだけドーンと植え込んであるのでした。
まるで壁がカンヴァスのようで、それが一つの絵画のこどく存在感にあふれていました。

すごく綺麗。

私はパンフラワーを作っているだけあって、花が好きです。
でも、花だけでは物足りないし、つまらない。
そこに葉っぱが1枚あるだけで、全然違ってくるのです。
どんなに花が美しくても、葉っぱが綺麗じゃない花は好みではなくて⋯。
花と同じくらい葉っぱが気になります。

パンフラワーを作っていても、葉っぱは多ければ多いほど良くなるというか⋯。
私の気持ちはそんな感じなのです。

なので、ホワイトスパイヤーの壁には感激してしまい、植え込みの前を行ったり来たり。
葉っぱを裏返してみたり、上から覗き込んだり。
道行く人から見たら、変な人だったかもしれません(笑)

こんなホワイトスパイヤーいっぱいの庭があったらいいな。
鳥や虫の住処になっちゃうかも?
花がなくても素敵だけど、近くに赤い花を植えてみたいな。
⋯とか、いろいろ想像してしまいました(笑)

沼津総合体育館でフィットネスのイベントに参加するために訪れたので、あんまり長く眺めてはいられなかったのですが、家へ帰ってからも思い出しているくらいですがら、相当気に入った風景なのです。

旅行に行って素敵な風景に出会い、それが思い出としてずっと残ることはありますが、日常のなんでもない時間の中にでも心に残る風景ってあるんだな!って、改めて感じました。
皆さんはそんな事、ありましたか?

オウゴンマサキ
オウゴンマサキ

2025/10/08

ザ ロイヤルハウス

伊豆急下田駅より徒歩1分のところに、下田ロープウェイがあります。
先週の土曜日は下田ロープウェイに乗って寝姿山へ行き、展望レストランに行ってみました。

そもそも下田にロープウェイがあるとは気がついていなかった私。
もう何回も下田へは遊びに行っていたと言うのに💦
ですから今回、下田ロープウェイで行く展望レストラン「THE ROYAL HOUSE」も当然知らなくて、そこのレストランが素晴らしいとの情報を耳にしたので訪れてみました。

何が素晴らしいかと言うと、レストランの内装が全て伝統工芸である組子細工であるということ!
先にHPで調べてみたら、あの有名なクルーズトレイン【ななつ星in九州】をデザインした水戸岡鋭治デザイナーの手掛けたレストランであるそうです。
寝姿山には飲食できる場所はこのザ ロイヤルハウスしかなく、営業時間もメニューも少ないですが、そんな素敵なレストランが車で2時間ほどの山の上にあるのなら、絶対に行く価値ありでしょう。

そして到着したレストランは…
本当に素敵✨️
天井から床まで、壁も窓も照明や椅子まで組子細工です。
ゆったりと配置されたテーブルと椅子まで美しく、落ち着いた空間でなんとも優雅。
ここは別世界のようでした。
土曜日でしたが小雨が降るなかで乗車したロープウェイ。
観光地なのに乗客は少なくて、山頂もレストランもすいていたので、静かな店内でゆっくりと内装を楽しみ、注文したカツカレーも格別の味わいに!

こんな空間だと、普段はおしゃべりな私も少しお上品になれますね(笑)

お天気が良かったらテラス席にも出てみたかったのですが、お天気が良かったらもっと混んでいたのかもしれません。
とにかく、この静けさと優雅さは貴重でした。

せっかく伊豆に住んでいるのですから、また下田へ来ることがあったら次はお茶しに訪れてみたいです。
ロープウェイは床が寄木細工になっていて綺麗だし、山頂も広くはないのですが遊歩道があり、2箇所の展望台、縁結びの藍染堂、黒船見張所など建っていて、池にはヒレの長い金色の鯉が泳ぎ、各所で季節の花が楽しめます。
今はニオイバンマツリ、チロリンランプ、デュランダ、フヨウなど咲いていました。
展望台から眺める下田の海もいいですよ。

早くもレストランのランチメニューのアジフライサンドと、ブレンドコーヒー(ミカフェート監修)が気になっている私です。

ザ ロイヤルハウス
ザ ロイヤルハウス

2025/09/29

露草(ツユクサ)

9月ももう終わりですね。
少しは涼しくなってきました。

秋の花として似合うのはツユクサ。
開花は6月〜9月ですが、まだまだ咲いていそうです。
つい最近ですが、裏庭にある物置の裏にツユクサが群生しているのを発見しました!
なんと💖
これは嬉しいです💕

ツユクサは過去何回か粘土で作ったことがある花ですが、初めて師匠に習った時は全然心が動かなくて…。
しかも、その頃はツユクサ、好きではなかったです。
小さいし、地味だし、作るの難しいし。
そんなわけで、粘土と格闘してもやっと3本くらいしか作れず、しかもとても下手な仕上がりで、ますますツユクサが嫌いになってしまった💦
好きではなく、嫌いになったんです。

ところがそれから数年経ち、別の師匠の元で作った時にツユクサに目覚めました。
たぶん前回の頃は、私がまだツユクサを作る技量も素質もなかったのだとわかりました。
あれから月日が経ち、私も花への見方も変わり、多少なりとも花の侘び寂びがわかるようになっていたのですね。
それからはもう夢中で作りました。
今でもその時の作品は宝物です。

その作品がきっかけで、ある陶芸家さんからツユクサの制作を頼まれ、陶芸作品に添えてもらえたり、私のツユクサが人目にふれるようになりました。

でも、ツユクサってやっぱり作るの難しいです。
毎回試行錯誤。
それにツユクサは雑草のようにどこにもはびこるのに、花は朝に咲き、昼にはしぼんでしまうため、実物を眺めながら作るのはなかなかチャンスがありません。
やはり本物にかなうものはないと言うのが私の信条なので、少しでも本物を見てつくりたいのですが、どこかへ出かけた先で見つけたツユクサも、家に戻るとしぼんでしまうという…。
だから、家の裏庭で見つけた時は嬉しかったし、なんで今まで気が付かなかったんだろう?と己を叱りつけました(笑)
でも、たぶんわりと近年に近所から種がとんできたのかな?

そんなわけで、さっそく今年のツユクサを作り始めました。
早くしないと季節が終わってしまいますね💦
写真は何年か前に作ったツユクサをイヌタデと一緒にいけたもの。

今年のツユクサはもっと上手に作ります。
今年のパンフラワーのツユクサ、楽しみにしていて下さいね。

ツユクサの花言葉
「尊敬」「小夜曲」「懐かしい関係」「密かな恋」「敬われない恋」「恋の心変わり」

露草(ツユクサ)
露草(ツユクサ)

2025/09/15

刺繍のボタン

先日、友人から刺繍の入ったくるみボタンをいただきました。
何に使うのかというと、髪留め。
ヘアゴムを通して、髪をまとめる飾りになります。

その友人は編み物や刺繍が好きで、編み物に至っては羊を刈った毛を洗い、草木染で染色して、それを紡いで作った毛糸でセーターや靴下などを編むほど!
編み物好きが並行して好きなのが刺繍のようです。
隙間時間に刺繍を刺して、オリジナルのペンケースを作ったり、シャツにワンポイント柄を入れたり…。
手仕事好きの隙間時間はうめつくされます。

何年も前ですが、私にくるみボタンのヘアゴムを作ってくれて、私が今でもそれを使っていることを知ったら、先日、久しぶりに会ったときに新しいくるみボタンを作ってきてくれました。
直径3cmの小さなボタンに細かなステッチがいっぱい入って、可愛らしい花になっています。
ほんと、細かいわ!
肩が凝りそう。
でも、デザインも優しい色使いもとても素敵で、こんな小さなプレゼントに多くの時間をかけてくれたことに感謝。
髪飾りなど100円ショップでもけっこう可愛いのが買えますし、セレクトショップに行くとさらに素敵なデザインがありますが高すぎて買えない(笑)
そんな時代に手作りの刺繍ボタンの髪飾り。
小さな刺繍に、作者の人柄とセンスを感じます💖

刺繍を趣味にしている人はあまり身近にいませんが、趣味は古代エジプト時代からあったそうです。
それがヨーロッパや中国に伝わり、日本にも入ってきたのですね。
日本刺繍、フランス刺繍、中国刺繍、インド刺繍…。
世界には様々な刺繍があり、その国によって特徴や模様が違いますが、どの国も視覚的な美しさを追求するだけでなく、作品に込められた意味や願いを大切にしているのです。

細かい目で一針一針進める作業は、やらない身にとっては気の遠くなる作業ですけど、パンフラワーにも通じるものがありますね。
パンフラワーも粘土をこねて形を作り、花びら一枚一枚つくっては張り合わせ、乾いたら色を塗り、絵の具が乾いたらガクを作って、ガクが乾いたら色を塗り…を繰り返し、その間に並行して葉っぱも一枚一枚作っていきます。
葉っぱはワイヤーを適切なサイズにカットしてからフラワーテープを巻き、粘土で作った葉っぱとワイヤーを繋げます。
葉っぱが乾いたら油絵の具で色を付け、色が乾いたら、やっと花と葉っぱを茎につけていく。
そうしてやっと一本の花が仕上がります。
粘土が乾く時間。
油絵の具が乾く時間。
それらの時間をつなげると、かなり長くかかります。

手仕事は面倒くさいもの(笑)
それを知っているからこそ、同じ手仕事仲間への尊敬を感じます。
いただいたくるみボタンの髪留め。
長く大切に使わせていただきますね。

刺繍のボタン
刺繍のボタン

2025/09/03

サンスベリアの花

9月に入りましたが、まだまだ暑いですね。
この暑さ、あと一ヶ月続くそうです💦

かなり前なのですが、観葉植物のサンスベリアについてブログを書いたことがあります。
今回はその花についてお話しますね。

うちにサンスベリアの若葉(って表現でよいのかな?)が来たのはもう7〜8年前だったかしら?
15cmほどの高さで、水耕栽培で育ち、根がでていた状態でした。
友人からもらった苗です。
鉢に移して育てたらどんどん大きくなって、子供が生えてきました。
親はたいして成長していないのに、子供は凄い勢いで伸びていき、さらに子供も増えて、今では1mくらいのサンスベリアがニョキニョキ何本も生えています。
1回植木鉢を大きくして移し替えたのですが、それっからの勢いは凄かったですねー!
いまは15本もの長身のサンスベリアが育っています。
これらが全部、地下茎でつながっていると思うと、もう一回り大きな鉢に移し替えてあげれば良いのですが、まだそこまでお世話できていません💦
月に2度の水やりと、栄養剤のスポイトを月に1回刺しているだけ。

そんな感じで、わりと放ったらかし気味なのですが(そこが観葉植物の良いところ)ついに花をつけたんです!
サンスベリアの花、初めて見ました!!
と言うより、花が咲くなんて知らなかった(笑)
一本だけですが、白くて細い花びらの小さいながら美しい花です。

調べてみたら、サンスベリアの花はとても珍しいそうです。
確かに何年も育てていたし、株分けしてくれた友人に報告したところ、そちらも20年目で咲いたと言っていました。
花を咲かせるための条件は、
株を大きく育てること。
適度な日当たりと暖かい場所。
水やりは控えめにして、土が乾いてからたっぷりあたえる。
こんな条件ですが、確かにこんな感じでずっと育ててきたので、今やっと条件のサイズに到達したということでしょうか。
花はユリやジャスミンに似た香りがあるというので、近づいて嗅いでみたら、本当にほんのりと良い香りがします。
一本だけなので、顔を近づけないとわからないほどのほのかな香り。
もし、もっとたくさん咲いてきたら、きっと部屋に良い香りが漂うのかしら?
友人は20年に1回咲いたきりと言っていましたが、私のサンスベリアもそうなのかな?💦
また咲いて欲しいです。
春に咲くとありましたが、今は真夏。
この異常気象でサンスベリアも体調が狂ったか?
とにかく、サンスベリアの花が咲く理由は、植物が健康に育ち、適切な環境が整っていることを示していりわけで、大切に育てている証拠ですから、とても嬉しい💕

では、最後にサンスベリアの花言葉。
「永久」「不滅」

サンスベリアの花が咲いたことは、縁起がよい証拠ですって(笑)
良いことがありますように✨️

サンスベリアの花
サンスベリアの花