2024/10/20
ならまち
奈良・京都へ旅行してまいりました。
子供の頃は修学旅行や家族旅行で行った思い出はありますが、成人してからは京都を一回行ったくらいで、超有名観光地なのに全く行きたいとは思わなかったのでした。
なので、あまり期待していないし、お寺はどこも同じだと思い、町並み散策くらいの旅でした。
が、凄く楽しかったです!
新幹線で奈良駅について、ホテルに荷物を預けてから近鉄奈良駅へ移動して「ならまち散策」をしてみました。
近鉄奈良駅から徒歩圏内20分ほどがならまちとして、商店街や公園がつながっていて、ぷらぷら見て歩くのが非常に楽しい(笑)
大きなショッピングセンターや、都会の街並みとは全く違う情緒ある風景に、奈良へ来たんだぁ…と実感しました。
鹿が歩いていたりね(笑)
ならまちの中には「春鹿」酒蔵があり、試飲もできます。
700円で5種類の日本酒の利き酒ができるのですが、途中に仕込み水も入り、無理なくゆっくりとそれぞれの味を楽しめました。
醸造蔵の建物は趣があり、お猪口のディスプレイもあり、私達以外は外国人ばかり。
外国のかたには、日本酒はどう感じるのでしょう?
私は普段、日本酒は飲まないので、こうやって少量を比べ飲みするのはとても楽しいし、美味しかったです。
少量なので、その後の観光活動に影響でなくてちょうど良かった(笑)
酒蔵のあとは隣接する「今西家書院」
今西家書院は永く興福寺大乗院家の坊官を務められた福智院氏の居宅を大正13年、今西家が譲り受けた建物。
民間所有の建造物ですが、重要文化財です。
11ある間は畳が敷きつめられ、茶室も控えの間もあります。
庭に沿って回廊があり、どこの間からも美しい庭が眺められました。
たまたま他に見学者がいなかったので凄く静かで、時が止まるってこういう感じかしら?
静謐な時間を過ごせました。
他にもならまちには見学できる「にぎわいの家」もあり、こちらは町家なのですが、やはり相当に広く、時代劇の撮影ができそうな建物です。
昔の家って落ち着きますね。
エアコンもサッシもない時代、今からみると不便で生活したくないですが、観光として訪れると素敵としか言いようがなく…(笑)
上手く便利に改装して住んでみたい。
あちこち覗きながら、近鉄奈良駅まで戻りました。
近鉄奈良駅からJR奈良駅まで、徒歩15分くらい。
商店街をずっと歩いて行けます。
所用があり、奈良での観光は半日だけでしたが、次はもっとゆっくり見て回りたい町でした。
2024/10/04
ベタ
ベタという熱帯魚をご存知ですか?
和名 トウギョ(闘魚)
スズキ目キノボリウオ亜目オスフロネムス科
(かつてはゴクラクギョ科)
ゴクラクギョ亜科ベタ属
東南アジア原産。
タイのメコン川流域の熱帯魚で、大きな川から、水田、ときには洪水によって一時的にできた水溜りなどにも生息します。
動物性プランクトンやボウフラなどの昆虫の幼虫類などを食べます。
観賞用ベタの多くは品種改良されていて、豊富なカラーバリエーションと、大きく広がるヒレが魅力の魚です。
一番ポピュラーな淡色系だけでも、赤、青、黄、白、黒、ラベンダー、薄いピンクなどがあり、グラデーションが美しいバイカラーやマルチカラー。
多色がモザイク柄のように入り乱れるギャラクシーに、錦鯉のような色を持つ鯉ベタなど、好みの色を探すだけで楽しそうです。
さて、そんなベタのエサやりを頼まれました!
たったの1週間ですが、近くに住む息子が旅行に出かけるため、家の鍵を預かり、毎朝エサをあげに行く毎日です。
エサと言っても指先につまんだほんの10粒程度。
2匹いるので、それぞれの水槽に落としてあげます。
一日一回の食事タイムですが、なんで朝かっていうと、水槽が置いてある場所に窓からの光が入る時間帯なのです。
ベタはあまり視力が良くないみたいで、暗いとエサを発見できないからだとか。
水槽をいつもの位置からトントンと叩いて呼び寄せて、エサを落とします。
そうすると、気がついてパクパク食べてくれるんです。
「でも、水槽の前にいくと寄ってくるよ」って言ってましたが、そのとおりに広い水槽にいる子はパシャパシャと寄ってきてくれるので可愛いですね。
もう一匹の子は小さな水槽で、水草もたっぷり入れてあるせいか、なかなか寄ってきてくれません。
わりとじっとしているタイプです。
水槽のいつもの位置からエサを落としてもなかなかきてくれなくて、水槽を叩いたり、動かしたりしてみましたが、かえってストレスになるかと思い、もう、呼んでも食べなければ放っておきます。
ベタは縄張り意識が強く、とくに雄は攻撃性が高いので、繁殖狙いでペアで飼育する時以外は単独飼育が基本なので、何匹も飼おうと思ったらそれぞれの水槽が必要になってきます。
熱帯魚なので、水温が下る冬はヒーターをいれる場合もあるそうで、一匹づつ飼いは設備投資も必要ですね。
でも、たしかに派手な色と派手な尾ひれが美して、一匹だけでも寂しさは感じないです。
ベタはじっくり飼い込むことで色が濃くなり見栄えがよくなっていく魚なので、一匹のみに注力してお世話できるのは、むしろ利点なんだそうです。
でも、お世話を頼まれたのが金魚で良かった。
これが犬や猫だったら、私は飼ったことがないので困ると思います。
金魚やメダカなら、この私でもお世話できますもの。(ただのエサまき)
でもそろそろ息子が帰って来るので、ベタのお世話も終わります。
金魚やベタのエサをやるたびに思い出してしまうのが、和風だしの素。
色も形もサイズもそっくりですね!
これ、台所に置いてあったら、うっかり料理に使ってしまいそうです(笑)
いったいどんな味がするのでしょうね?
どなたか食べた方がいらしたら教えて下さい。
2024/09/22
越前そば
9月の半ばを過ぎたというのに、まだまだ暑いですね!
こんなに暑いと、福井で食べたおろしそばがまた食べたくなります。
福井旅行のブログが続いていますが、そろそろ最後かな(笑)
車で福井入りして、まず最初によったところが「越前そばの里」
けっきょくこちらでは へしこのおにぎり を食べただけで終わりましたが、食堂が混んでいなかったら(すさまじいウエィティングの列💦)そば処でおろしそばを食べたかった(笑)
そもそもなぜ福井県でおろしそばが食べられるようになったのかと言うと、
1473年の一乗谷築城の際に籠城戦の非常食として、領主の朝倉孝景がそばの栽培を奨励したことに始まります。
米より短期間の約75日で種まきから収穫までできるため、非常用の食料として積極的に栽培されました。
しかし、まだこの頃は{そばがき}や{そば団子}が多かったそうです。
{そば切り}と呼ばれる麺状のそばが食べられるようになったのは、1601年に本田富正が京都から府中城主として赴任してきた時に、そば職人の金子権左衛門を連れてきて、彼が{そば切り}と大根おろしを添える{おろしそば}を広めたといわれています。
そばは動脈硬化や高血圧などに効果がある「ルチン」が多く含まれ、さらに消化によい大根おろしと食べることで健康に良いとされ、城下の医者からも勧められていたようです。
越前そばの由来にいたっては、昭和天皇も出てきます。
1944(昭和22年)に福井県の武生を訪れたさいにおろしそばを2杯も召し上がり、皇居に戻ってからも「あの越前のそばは…」と何度も口にされたことから評判が伝わり、福井では「越前そば」と呼ばれるようになったそうです。
福井のお蕎麦屋さんでは、夏でも冬でも普通におろしそばがメインなのが納得です。
濃いめの色の太いこしのあるそばに大根おろしを乗せて食べる。
大根おろしと絞った汁と出汁をそばにかけて食べる。
大根おろしに出汁を加えたつけつゆに、そばをつけて食べる。
お店によって食べ方は異なりますが、冷たいそばが基本のようです。
もちろん、メニューに温かいかけそばもありますが。
大根おろしの辛みに、たっぷりのかつお節や刻みネギ、刻みのりなどのトッピングがあると、私はいっそう嬉しいです(笑)
まだまだ残暑が続きます。
いっちょ「おろしそば」でも作って食べてみましょうか。
2024/09/11
越前和紙の里
今回も引き続き福井観光ブログです。
福井県は越前和紙が有名ですね。
紙の神様「岡太神社・大瀧神社」へ行ったので、そのまま『越前和紙の里』へ向かいました。
まず「パピルス館」
お土産品店です。
こちらは紙漉き体験もできます。(予約制)
残念ながら予約をとっていなかったため、買い物だけしてショップを出ましたが、店内には和紙を使った商品の他に、越前和紙を購入できるので、私は折り紙のセットを買いました。
「大瀧神社」の御朱印もここで買えます。
持参のご朱印帳に書いてもらうのではなく、紙で買います。
白とピンクが選べるため、ピンクの台紙の方を買いました。
珍しいですよね。
淡い綺麗なピンクの和紙でした。
次に「紙の博物館」
「和紙の里美術館」の隣の建物で、セット入場券もありましたが、時間的に2つ回るのは無理なので博物館だけ。
ちょうど【川瀬巴水展】をやっていたので観れて良かったです。
川瀬巴水は越前和紙を使った版画家なので、越前市とかかわりの深い芸術家です。
緻密な版画は素晴らしくて、まさかここで観れるとは思っていなかったため嬉しかったです。
「紙の博物館」では和紙の歴史の他、現代にいたるいろいろなデザインの和紙が展示されていて、内装や障子、ふすまなど、多くのデザイン和紙を間近でみることができました。
紙の質感って、触れなくても近くで見るとなんとなく想像つくものなんですね。
つぎに「卯立の工芸館」
江戸中期の紙漉き家屋の典型的間取りをみることができます。
玄関を入るとたたき上げの土間、囲炉裏を切った板の間、一段上がって座敷。
畳の座敷には和紙を使った敷物が敷いてあり、それは夏仕様なのだとか。
たしかに座ってみると、つるんとしていて涼しいです。
油紙みたいな紙ですが、まるで籐のカーペットのようです。
土間の方は越前和紙を作る作業場になっていて、
白皮を煮る窯場
塵より場
煮皮を叩く場所
紙漉き場
すいた紙を搾る天秤式圧搾機
すいた紙を搾るらせん式圧搾機
紙張り場
室乾燥場
など、一つ一つの工程を再現して見せてもらえました。
和紙の里は遊歩道をまわって見て回れるので、時間があったら食堂で越前そばを食べたかったし、カフェでお茶もしたかったし、お土産店ものぞきたかった。
と言うことで、また来年行くかもしれません!
2024/09/01
坂井市龍翔博物館
今回も前回に引き続き、福井県での体験です。
坂井市にある「坂井市龍翔博物館」
去年の6月に、みくに龍翔館から「坂井市龍翔博物館」としてリニューアルされました。
5階建ての八角形の特徴的な外観は、1879年(明治12)に建てられた龍翔小学校の外観をモデルにしたもので、とてもモダンです。
そしてその常設展は、坂井市の歴史や文化をとてもわかりやすく紹介・展示してあります。
さらに、期間限定でその時々の展示をやっていたり、ワークショップがあったり、子どもからお年寄りまで皆が楽しめる内容なんです!
私はもう何回訪れたことか(笑)
そして、これだけの展示物と設備なのに、入場料が400円って安すぎ!
ありがたいですが(笑)
さて、今回のイベントに【イリュージョン】がありました。
イリュージョンとは幻影とか幻想といった意味があり、実際にはないのにあるように見えることを言います。
エッシャーのだまし絵が有名ですよね。
今回の企画展はそのだまし絵!
建物内の壁や床など、あれ?こんなところに!ってところにだまし絵が設置されていました。
だから見つけるとその場で遊べます。
私もたくさん写真を取ってきました。
そういった体験型のだまし絵の他に、ちゃんと展示の部屋もあり、だまし絵をたっぷり堪能できる仕組みでした。
だまし絵を楽しんだあとは、そのまま常設展に入っていくというルートなので、しっかり観たい人はたっぷり時間をとって来館してほしいです。
八角形の建物内をぐるっと回って4階の展望室に入ると、そこはまるで空!
展望室全体に空が描かれているんです!
さらにその周りはバルコニーになっていて、眺めが抜群!
広々としたとても気持ちのよい空間で、時間があったらお弁当を食べたり、お茶したり、ベンチで寝っ転がっていたかった(笑)
しかし、帰りの道のりが長いため(高速つかって6時間はかかります)あまり長い出来ずに龍翔博物館をあとにしました。
今年は11月にまた福井へ行くので、その時も龍翔博物館へ行く予定です。
本当に、こんなに地元に密着した博物館て珍しいと思います。
地元の子供たちが自分たちの育った町を知るのに役立つし、町の歴史を知ることで誇りも持てると思いました。
坂井市は三国の港があり、北前船の歴史、もっこ刺しの文化、詩人や小説家などを輩出した町です。
さらにあわら温泉もあり、東尋坊もあり、海女さんもいるし、知れば知るほどに興味がわいてきます。
私の住む伊豆の国市も、坂井市も、海産物などのお土産品は似通っていますが、こちらは太平洋側で、福井は日本海側。
同じ海でも景色が違うし、海や空の色も違うような…
海産物も、伊豆はタカアシガニ、福井は越前ガニ。
そして福井はカレイやイカや鯖が特産品ですね。
海女さんがいるので、サザエもとれるし、ワカメ漁もあります。
食いしん坊にはとても魅力的な町ですよ。
龍翔博物館を出てお昼ごはんを食べにお蕎麦屋さんへいったのですが、坂井市は飲食店が少ないせいか、とても混んでいて、越前そばは諦めました(T_T)
高速へ乗るまでの道中では、入りやすい飲食店が見つからなかったので、お土産を買う目的で寄った南條のサービスエリアにて、遅いランチを食べることができました。
念願の越前そばと焼き鯖寿司のセット♡
お土産もたくさん買い込んだし、満足して帰りの帰路につきました。
福井へ行くと必ず焼き鯖寿司を買って帰るのが、私の楽しみなんです。
それも若廣の焼き鯖寿司!
これ、最高に美味しいですよ。
焼き鯖寿司はいろんなお店が出していますが、若廣の焼き鯖寿司おすすめです♥
思い出したら食べたくなってきました。