2025/02/12
バレンタインみかん
週末は諸用で関東方面にでかけておりました。
東京駅周辺で目にしたのはまず、チョコレートの列!
人気洋菓子店、チョコレート店の前には長い列ができているので、
「あぁもぅバレンタインデー間近か!」と納得。
そう思ってあたりを見渡せば、デパートのバレンタイン祭場のごとくチョコレートを売りまくっているお店はかり。
バレンタインデーには興味のない私にとって、異様とも思える毎年の光景ですが、やはりバレンタインデーに縁遠い女友達いわく
「自分にご褒美チョコなのよ」とか。
高級チョコレートは人にあげずに自分のために買うというのは聞きますが、本当にいるんですね。
私は甘い物があまり好きではないので、そこまでチョコレートに情熱を注いだりしませんが、チョコレート好きにはこの時期がたまらなくワクワクするそうです。
今年はどんなチョコレートを食べようかと(笑)
そんなバレンタインデーの頃になると、私は寿太郎みかんの解禁日にソワソワします。
普通のみかんにはあまり興味はないのですが、寿太郎みかんに限っては、解禁日を調べ、直売所の確認をし、買いに行く日を決めます。
そして沼津市の西浦まで行き、宅配の発送手続きと持ち帰りの分を購入します。
普通に流通されるみかんと違って、1ヶ月もの間、専用貯蔵庫でねかせて熟成された寿太郎みかんの甘さは、甘い物が苦手な私が1番楽しみにしている甘味。
サイズもSが好きです。
小さくて柔らかいみかんは、皮をむいたら袋ごと食べられますし、あのサイズは果てしなく食べてしまいそう(笑)
冬に冷たいみかんが美味しいです。
そんなわけで、私はいつもバレンタインみかん。
お世話になったかたや、離れて暮らしている息子たちにも贈ります。
ちょうどバレンタインで世間が騒がしくなってきた頃に、寿太郎みかんの解禁日が来るというのは、忘れなくて良いですね!
もちろん、人にあげるばかりではなく、自分用にも買いました。
これって、チョコレートの人と一緒じゃん(笑)
好きなものに対する行動は、どれも一緒なんですね。
片や小さなチョコレートの箱。
片や5kサイズの段ボールに入ったみかん。
値段もサイズも比べようがないですが、美味しい季節の味を楽しむ心は一緒ですね!
2025/02/02
韮山反射炉
先週は静岡県伊豆の国市にある『韮山反射炉』見学をしました。
遠方からの客人を観光がてら案内したのですが、実は反射炉見学は小学校以来です(笑)
『韮山反射炉』は2015年に世界遺産に登録されました。
それまでは子供の社会の授業に少し出てくる程度で、しかも伊豆の国市という田舎町の山裾にポツンと残っている昔の溶解炉という印象で、そんなに凄い遺跡だとは正直思わなかったのが本音。
観光としてもマイナーな感じで、すぐに見終わってしまい、つまらなかったという思い出しかありませんでした。
でもそれは、私が日本の幕末期の歴史に対して無知なだけで、日本史に詳しい人からみたら、それはもうときめく対象なはず!
しかし今回は特に歴史に詳しい集まりではなかったのですが、伊豆の国市の長岡を午前中だけ観光するには、時間的にも距離的にもちょうど良かったので『韮山反射炉』にしたわけです。
反射炉は世界遺産に登録された翌年の12月にガイダンスセンターがオープンし、反射炉に隣接する感じで建物があり、外の反射炉を見学する前にセンターで学習します。
反射炉の歴史から、構造、建設者の江川英龍など、上手に整理されて読みやすく、また映像でわかりやすく説明され、なるほど…と感心することしかり!
そしてガイダンスセンターをでると、実際の反射炉を間近で見学することができます。
無料のボランティアガイドさんがいるので、案内を頼むと、より楽しく学べますよ。
私達もガイドさんの案内で反射炉見学をしました。
たぶん、自分達だけで見学しても面白くないと思うので、ボランティアガイドさんはお勧めします。
その日は天気がよく、1月の終わりだというのにぽかぽか陽気で風もないため、外での見学日和でした。
足腰弱い方は、ベンチに座ったままガイドさんの話を聞くこともできました。
ボランティアガイドさんは高齢の男性ばかりでしたが、長くこの仕事をされているのでしょう。
ユーモアも交えて、楽しく、わかりやすく、とても上手にお話してくれました。
最後は撮影スポットに連れて行ってくれて、カメラのシャッターを押してくれます。
良い写真がとれました。
ちなみにこの『韮山反射炉』の入場料は
一般個人500円ですが、伊豆の国市民は無料です。
(知らなかった💦)
つまり、私だけタダで見学できちゃいました(笑)
楽しくお勉強できて、とってもお得な気分です。
しかも私達、「江川邸共通入場券」900円を購入したので、なおさらお得です。
韮山反射炉の生みの親、江川太郎左衛門英龍(坦庵)の家もこのあと案内しようと思っていたので調度良かったです。
韮山反射炉から江川邸まで車で5分ほど。
一緒に見て回ると良いですよ。
昔の家屋がとても素敵です。
私は所用ができて一時離れるため、客人方を江川邸へ連れていき、1時間くらいして調度見学し終わったあたりで迎えにいったため、江川邸では伊豆の国市民の特典があったのかどうかはわからないので、そこはまた次回、次の客人をご案内する機会に確認しようと思います。
伊豆の国市伊豆長岡、地元の魅力にやっと気がついてきたこの頃です(笑)
2025/01/22
守山西公園展望台
最近、ハイキングにはまりそうです。
以前、ウォーキングをしていた時期があったのですが、楽しむと言うより“運動不足解消のため”という気持ちの方が強く、あんまり楽しめませんでした。
そんなことから、歩く習慣がとおのいていたのですが、去年の同窓会がきっかけでハイキングに参加して、“これはいい!”と思いました(笑)
はっきり言って、ウォーキングでは物足りなかったんです。
ハイキングの方が足腰肺に負荷がかかり、運動した!という気分が味わえました。
なおかつ、景色が魅力的。
高いところへ登る達成感も味わえました。
山頂でのカップラーメンタイムも楽しい。
そんなことから、“いっちょやってみるか!”という気分になり、靴を買っちゃいました!
スポーツ店で、コロンビアのハイキングシューズ。
登山用ほど本格的な靴ではないのですが、それなりの値段がします。
今まで自分がスポーツ用に使っていたスニーカーとは全く違うスポーツシューズですね。
硬いし、頑丈だし。
たまたまアンダーアーマーのウィンドパーカーが1点、半額になっていたので、ついでに購入してしまいました。
せっかく靴と上着が手元にあるので、次のハイキング計画を待たずに一人で登ってみることに。
手始めは近所の山「守山」
伊豆の国市は山に囲まれていて、生活圏の中に普通に山があります。
すごく高い山でもないので、本当に身近です。
公園が併設されていたりもするため、トイレや駐車場もあり、利用しやすいのが良いところ。
しかも、家から歩いていけたりもします。
これは本当にありがたいですね!
ではさっそく、1月の天気の良い日曜日に、なんと14:50から出発してみました。
狩野川沿いを歩いて20分ほどで「狩野川さくら公園」に到着しました。
「守山西公園」は道路を挟んで向かい側。
ここの散策路は全体で481mあり、守山の山頂にある展望台からは韮山地区の田園風景が一望できます。
また、富士山のビューポイントは5箇所あります。
守山の高さは101.8mで、初心者にはちょうどよい高さでした。
私は狩野川さくら公園側から登り、山頂展望台で休憩して、韮山の「願成就院」方面に降りるコースをとったのですが、登って、休憩して、降りてくるまで40分とかからなかったです。
でも、登りの階段は長くて少々きついかも。
途中で1回ため息をつきました(笑)
帰りはほぼずっと階段を降りるような感じ。
ゆっくりおりましたが、膝の悪い人は止めたほうがいいかも。
まぁ、膝の悪い人はハイキングなんてしないでしょうけど、低くて展望台までわずかな時間で行ける山なので、うっかりウォーキングの高齢者が入ってしまう可能性もあるかもしれません。
実際、私が登っている時にすれ違ったのは、全員高齢者でした。
毎日登っていると言う人もいたので、さすが地元の健康者ですね!
ハイキングで鍛えた足腰は、私よりもきっと丈夫なことでしょう!
展望台の眺めは素敵ですよ。
いつも使っている道路や建物を上から眺めるって新鮮です。
山や川の位置もよくわかり、富士山も綺麗に見えます。
こんなにたくさん山があるんだー!って改めて驚きましたが、山の名前はさっぱりわかりませんでした。
きっとあの山々にもハイキングコースがあるんだろうな。
せっかく近くにあるのだから、登ってみたいですね。
守山を降りてもまだ16:00前。
普通はこんな時間から山を登る観光客はいないので、ハイキングコースも展望台もすいていました。
まだ陽があるから、願成就院や眞珠院の境内を覗いて帰路につきました。
山を降りると観光できるっていうのも、守山の魅力ですね!
お寺はたいがい16:00にはしまっているのですが、正門が開いていればお庭を見学できます。
信者ではないですが、お寺や神社のあらたかな雰囲気は気持ちがスッとしますね。
空気が澄んでいるかのようです。
一人ハイキングは楽しく終えることができました。
パンフラワーをやっていると、ずーっと椅子に座っているため足腰弱るし、肩が凝ったり。
だから今後はハイキングも取り入れて、健康的で楽しい時間を広げて行こうと思います。
春は狩野川さくら公園からの守山西公園は、桜が街道沿いに植えてありとても綺麗ですよ!
ぜひ伊豆の国市にも遊びに来てくださいね。
2025/01/11
蛇年
新年、明けましておめでとうございます。
今年始めのブログです。
世間一般では年末年始の休みが9日間もあり、過去最高の長期休暇という人も多かったのではないでしょうか。
私も世間一般よろしく、がっつり休みました。
とはいえ、大晦日と元旦の日帰り温泉くらいで、あとは買い物や掃除、庭の手入れ、アトリエの片付けくらいしかしてないですね…。
長い休み、何やってたんだろ?
無駄に過ごした時間の方が長かったのでは?
…そんなお正月休みでした。
パンフラワーの教室では、年末近くの最後の教室で干支の蛇を作りましたよ。
ほんと、年内ギリギリくらいになんとか時間を確保して、生徒さんと一緒に作ったのですが、なにせキャラクターが蛇!
あまり可愛くならないんです(笑)
ニコッと笑わせてみたり、大口あけて笑ってみても、やはり「可愛い〜💕」とはならないので、せめてリボンでもと頭にリボンを作ってのせてみました。
さらに、ニコッと笑っている蛇にはハート❤をもたせてみて、大口あけて笑っている蛇には口の中に舌の代わりのハート♥を入れてみたり、努力しました。
その甲斐あって、ブサイクちゃんでも可愛いって言ってもらえる蛇になりました(笑)
蛇ついでにお話すると、今週の新聞記事で「蛇神」についての記事があったので簡単に紹介しますね。
学習院大学名誉教授の佐佐木隆先生の記事なのですが、そこには
今年の干支である巳すなわち蛇は古代においておそれられる一方で、崇められる存在だった。
そこで生まれたのが蛇神だ。
と、あったのです。
蛇が蛇神だったとは知りませんでした!
スサノオノミコトに退治されるヤマタノオロチをはじめ、古事記、日本書紀、風土記など奈良時代に成立した文献に少なからず登場する。
とのこと。
たしかに手水舎で蛇の口から水が出ている神社をみたことがあります。
オオモノヌシノ大神は蛇体なんですね。
しかし、平安時代になると蛇神の霊威に陰りが見られる。
と、あります。
かつて蛇に備わっていた霊威が仏に移ったということだ。
仏教が浸透するに從い、人々が経験する不思議な出来事は仏の意図や配慮によるものという意識が高まり、それに伴い、蛇神を崇める気持ちは薄れていった。
と、いうわけだそうです。
詳しいことは「蛇神をめぐる伝承」という書籍にまとめられていますので、興味のある方は読んでみたらいかがでしょうか!
干支としての蛇としか思ってなかったですが、蛇年ということでこのような記事をみつけ、読むことができて良かったです。
蛇といえば、怖い、気持ち悪い、が先にたってしまっていたのですが、とても神秘的な存在なのですね!
今年から蛇を見る目がかわりました。
自分の作った粘土の蛇も、今年一年玄関に飾って慈しみたいと思います。
2024/12/28
名勝 養浩館庭園
早いものでもう年末。
慌ただしく過ごしているうちに、すっかりブログがご無沙汰してしまいました。
11月の福井旅行記の続きがあります。
福井駅から徒歩で約15分。
タクシーだと5分ほどのところに、かつての福井藩主「松平家」の別邸があります。
江戸時代初期から中期にかけて造られた『養浩館』(旧御泉水屋敷)
3代忠昌時代から7代昌明までのあいだに、今のような数寄屋造りの屋敷と池周りの園路の姿に整えられました。
さまざまな景色を楽しめる廻遊式林泉庭園となっており、藩主一族の休養の場や住居、茶会・饗応の席などとして使われてきました。
つまり、とても素敵で素晴らしい庭園と屋敷なのであります。
まず私が感動したのは、福井市の街なかにこんなに広く美しい庭園がひっそりとあるということ!
そこだけ異次元空間みたいです。
周囲の木々が映るほどの澄んだ池の周りを歩いて屋敷に入ると、広々した畳の部屋に床の間、お座敷は池にそって開かれているので、下を流れる池に飼っている錦鯉を眺めることができます。
きらびやかな鱗と模様に反して、大口を開けて餌をねだる錦鯉の口は怖いです(笑)
そしていきなりバシャバシャと水を跳ね上げて暴れたり(笑)
優雅に池を眺めていても、けっこう楽しめました。
屋敷の中には御湯殿があり、これは昔の建物だと再認識します。
蒸し風呂というのを初めて見ました。
御上り場と呼ばれる脱衣場のような空間まで入れると、屋敷の中で半分の広さを占めます。
部屋の中に小さな小屋が建っている感じでした。
床も少し傾いていて、水分が下に流れるようになっています。
日本にもサウナみたいな習慣があったわけですね。
屋敷の周りは石や砂利が敷いてあり、そこから池へとつながります。
ここが松平家の別邸とは、本当になんと優雅な生活でしょう!
さすがですね!!
などと変な感想も持ちながら楽しく現実離れをした時間でした。
福井駅からすぐの異世界。
お庭だけなら入場料は220円です。
観光や仕事で訪れて、少し時間が余ったりしたら、ぜひとも訪れてみて欲しい所です。
それでは皆様、今年も一年『パンフラワーアトリエNOBU』のブログを、ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。