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2025/03/12

ミモザ

バンフラワー教室の生徒さんからミモザをいただきました。
自宅の庭にミモザの木があるそうで、とても大きいので枝を切ったから持ってきてくれました。

実は私、粘土でミモザは作るけど、実物を見たのは初めてなんです!
ミモザは鮮やかな黄色が美しく、丸くてふわふわしたした小さな花がいっぱいついて、葉っぱも綺麗で、とても人気のある花なので、花束、ドライフラワー、リース、アクセサリー、絵画、布地…などなど、いろいろなモチーフに使われていますよね。
とくに3月8日の「国際女性デー」(女性の政治的自由と平等を訴える日)には、イタリアでは「女性の日(ミモザの日)」とされ、女性への日頃の感謝の気持ちをこめて男性から女性へミモザの花を贈る習慣があるそうです。

 ミモザ(アカシア)
マメ科 アカシア属
原産地 オーストラリア
常緑樹、開花時期3月〜4月

 いただいたミモザは、葉の長さが短く、葉の触り心地は固いので、ギンヨウアカシアかな。
ギンヨウアカシアの樹高は5〜8mほどなので、庭木にはむきますね。
 葉が長くふさふさしているのはフサアカシアで、樹高は10〜15mと大きくなるため、広いスペースが必要になります。
ヨーロッパではミモザと言えば、フサアカシアのことを指すそうです。

 剪定していらなくなった枝とはいえ、やはり花をもらうって嬉しい!
ふわふわのミモザの花は、さっそく長さを整えて花瓶にいけました。
ふわふわの花がしぼんできたら、スワッグにしてドライフラワーとして残そうかしら。
 ちなみに最近はドライフラワーのことをスワッグと表現しているシーンを多く見かけますが、その言い方が流行りなんでしょうね。
花や枝を花束のように組んだ壁飾りをスワッグと呼びますが、生花で作ったスワッグを飾ってそのままドライフラワーにしていく楽しみ方もあるそうです。
私も今のうちにドライフラワーにしてみようかしら。
 ミモザは枝をきつくしばって逆さにつるしておくだけで、簡単にきれいなドライフラワーに出来上がるそうです。
それなから私にもできるな!うん!

パンフラワーを作っていて一番感じるのは、やはり本物の花を見ながら作るのが一番ということ。
教室ではカリキュラムがありますし、その時の生徒さんのレベルや進み具合でお題が違います。
いつもいつもそのお題の花があるなんて、そんなのありえません。
だから、想像力を駆使して作っているし、教えているのですが、たまに自分が好きで作っているパンフラワーは、その時の季節の花だったりします。
目の前に生花を置いて作るパンフラワーは、作り方は同じでもやはり違いますね。
 私は生花にかなうものはないと思っていますし、生花に似せてパンフラワーを作っていますが、何も生花そっくりに作る必要はないとも思っています。
だって、パンフラワーなのですから。
造り物には造り物の良さがあるんです。
生花そっくりに作れないこともないですが、それはとても大変だし、そこまで追求する必要はないと思うし、かえって生花そっくりだとつまらなかったりします。
 パンフラワーはイメージでよいのでは?
好きな花を好きなシーンで使いたい。
作る工程も楽しい。
自分のイメージする花であれば、それはそれでパンフラワーとしての醍醐味なのです。
 だから私は本物の花を見ながら作ると、生花のもつ力と美しさに気持ちがいっそう癒されるんです。
そっくりにできてもてきなくても、花を作ることが楽しくなる。
できたらいつも生花とともにパンフラワーを作りたいのですが、それを追求しちゃうと前へ進めなくなるので、自分のイメージで作っています。

 では最後にミモザの花言葉を。
オレンジ色のミモザは「エレガント」
黄色のミモザは「秘密の恋」

ミモザ
ミモザ

2025/03/04

イチゴ

前回は柑橘系果物でしたが、今回は苺についてお話します。
なぜ苺なのか?
それは先週、横浜のみなとみらいへお出かけしたさいに『ヨコハマストロベリーフェスティバル2025』がやっていまして、私の大好きな苺に反応してしまったのでした。
しかし、入場はしていません(笑)
横浜お出かけの目的ではありませんし、当然、同行者ともどもそのつもりはなく、ただただその人混みに圧倒されて避けて通りました。
入場料もかかるしね!
赤レンガ倉庫の前に大きな白いテントが、その時のイベントなのですが、2/6〜3/2までがストロベリーフェスティバルでした。

入場の列待ちも多く、すごい人気ですね。
たしかに苺は人気者です。
苺が嫌い、食べられないっていう人はあまりいないのではないですか?
見た目が可愛いのでグッズも多いし、美味しいし、ビタミンCたっぷるで低カロリーなので美容にも良いし、剥いたり切ったりしなくても手軽に食べられますしね。
私も苺は大好きですが、他のフルーツと比べて量のわりに高いので、そう頻繁には食べられません(笑)
一人で1パック食べるのが贅沢です!

私の住んでいる伊豆の国市も苺は有名で、苺のハウスはたくさんあって、苺狩りもできます。
伊豆の国市では「紅ほっぺ」という種類が苺狩りハウスの中でも多いようです。
「紅ほっぺ」は「章姫」と「さちのか」の組み合わせでできた種類で、果実はやや大きめの長円錐形で、果皮はつやのある鮮やかな紅色。
甘味が強く酸味もやや強めで、苺本来の甘酸っぱさを堪能できる品種です。

他にも苺狩りには登場しませんが、贈答品として有名なのが「きらぴ香」という種類の苺があります。
「きらぴ香」は出願者所有の育成系統どうしを交配させて作った品種です。
誕生するまでに
何度も交配・選抜を重ねていますが、元をたどれば同じ静岡県生まれの「紅ほっぺ」や「章姫」の血を受け継いだ品種です。
「きらぴ香」はサイズが大きく、やや長めの円錐形で、果皮は濃い赤色がツヤツヤとしています。
果肉は硬めで香りがよく、果皮もしっかりとしていて、甘味は「紅ほっぺ」と同じくらいですが、酸味は「紅ほっぺ」よりも少なめだそうです。

「紅ほっぺ」「章姫」「きらぴ香」と、静岡県の苺のブランドが人気を出していくのは嬉しです。
私は苺を食べるのも好きですが、パンフラワーで苺を作るのも大好きです。
私のパンフラワーアーティストアソシエーション協会のカリキュラムには、初等科にイチゴがあります。
だいたい一番最初に習うのがイチゴです。
実・花・葉の3点を一度に経験できる優れた題材です。
そしてその時の腕前しだいで出来上がりが全然違うのも面白いです。
イチゴは初等科で習いますが、師範科を卒業したあとの上級コースでは、もうワンランクUPしたイチゴを教えています。

一緒にイチゴを作ってみませんか?
問い合わせ、お待ちしています。

イチゴ
イチゴ

2025/02/22

ザボン

前回、寿太郎みかんについてお話しましたが、今回も引き続き柑橘系です。
「ザボン」という果物、ご存知ですか?
ブンタンとも呼ばれています。
 
実は先日、このザボンを頂きまして、さっそく食べる準備をいたしました。
まずは一個、ミカンとレモンと共に並べてみました。
下の写真を見ればおわかりいただけますが、非常に大きいです。
グレープフルーツに似ていますが、グレープフルーツより二周りくらい大きいです。
皮はキメ細かくスベスベ。
切ってみたら、果皮の内側の白いスポンジ状のアルベド部分は2センチ近く厚みがありました。

余談ですが、今回、皮をむくのに『ムッキー』という道具を使いました。
夏みかんをむくのに使う道具です。
これを使うと、簡単に中身(果肉)を取り出せるので、夏みかんやハッサクを食べるのが面倒くさい人にはとても便利ですよ。

むいてみての感想。
…種が多すぎる!…
一房一房にこんなに種(しかも大きい)がはいっていたのでは、グレープフルーツみたいに半分に切って、スプーンですくって食べるのは無理ですね!
種がじゃまして味わえません。
よって、ムッキーでむいて一房づつ取り出して、先に種をはずしてから食べるのが正解でした。

果肉はグレープフルーツほど苦くなく、酸っぱくもなく、甘くもなく、うすレモン色の果肉がみずみずしいサッパリとした味でした。
とても美味しい!
こんなにサッパリとした甘さだと、このサイズでも一人でいっきに食べてしまいそうです。
いや、たぶん、食べると思う(笑)

次もむかなきゃ!

そんなわけで、初めてのザボンを独り占め。
苺を一人で1パック食べる贅沢をした時の気分にひたれそうです(笑)

暖かい部屋で、冷たくてみずみずしい柑橘類を食べるのが好き。
これも冬の味覚の楽しみです。
では、いただきます💖

ザボン
ザボン

2025/02/12

バレンタインみかん

週末は諸用で関東方面にでかけておりました。
東京駅周辺で目にしたのはまず、チョコレートの列!
人気洋菓子店、チョコレート店の前には長い列ができているので、
「あぁもぅバレンタインデー間近か!」と納得。
そう思ってあたりを見渡せば、デパートのバレンタイン祭場のごとくチョコレートを売りまくっているお店はかり。
バレンタインデーには興味のない私にとって、異様とも思える毎年の光景ですが、やはりバレンタインデーに縁遠い女友達いわく
「自分にご褒美チョコなのよ」とか。
高級チョコレートは人にあげずに自分のために買うというのは聞きますが、本当にいるんですね。
私は甘い物があまり好きではないので、そこまでチョコレートに情熱を注いだりしませんが、チョコレート好きにはこの時期がたまらなくワクワクするそうです。
今年はどんなチョコレートを食べようかと(笑)

 そんなバレンタインデーの頃になると、私は寿太郎みかんの解禁日にソワソワします。
普通のみかんにはあまり興味はないのですが、寿太郎みかんに限っては、解禁日を調べ、直売所の確認をし、買いに行く日を決めます。
 そして沼津市の西浦まで行き、宅配の発送手続きと持ち帰りの分を購入します。
普通に流通されるみかんと違って、1ヶ月もの間、専用貯蔵庫でねかせて熟成された寿太郎みかんの甘さは、甘い物が苦手な私が1番楽しみにしている甘味。
サイズもSが好きです。
小さくて柔らかいみかんは、皮をむいたら袋ごと食べられますし、あのサイズは果てしなく食べてしまいそう(笑)
冬に冷たいみかんが美味しいです。

 そんなわけで、私はいつもバレンタインみかん。
お世話になったかたや、離れて暮らしている息子たちにも贈ります。
ちょうどバレンタインで世間が騒がしくなってきた頃に、寿太郎みかんの解禁日が来るというのは、忘れなくて良いですね!
もちろん、人にあげるばかりではなく、自分用にも買いました。
これって、チョコレートの人と一緒じゃん(笑)
好きなものに対する行動は、どれも一緒なんですね。
 片や小さなチョコレートの箱。
片や5kサイズの段ボールに入ったみかん。
値段もサイズも比べようがないですが、美味しい季節の味を楽しむ心は一緒ですね!

バレンタインみかん
バレンタインみかん

2025/02/02

韮山反射炉

先週は静岡県伊豆の国市にある『韮山反射炉』見学をしました。
遠方からの客人を観光がてら案内したのですが、実は反射炉見学は小学校以来です(笑)

 『韮山反射炉』は2015年に世界遺産に登録されました。
それまでは子供の社会の授業に少し出てくる程度で、しかも伊豆の国市という田舎町の山裾にポツンと残っている昔の溶解炉という印象で、そんなに凄い遺跡だとは正直思わなかったのが本音。
観光としてもマイナーな感じで、すぐに見終わってしまい、つまらなかったという思い出しかありませんでした。
でもそれは、私が日本の幕末期の歴史に対して無知なだけで、日本史に詳しい人からみたら、それはもうときめく対象なはず!

 しかし今回は特に歴史に詳しい集まりではなかったのですが、伊豆の国市の長岡を午前中だけ観光するには、時間的にも距離的にもちょうど良かったので『韮山反射炉』にしたわけです。
 反射炉は世界遺産に登録された翌年の12月にガイダンスセンターがオープンし、反射炉に隣接する感じで建物があり、外の反射炉を見学する前にセンターで学習します。
反射炉の歴史から、構造、建設者の江川英龍など、上手に整理されて読みやすく、また映像でわかりやすく説明され、なるほど…と感心することしかり!
そしてガイダンスセンターをでると、実際の反射炉を間近で見学することができます。
無料のボランティアガイドさんがいるので、案内を頼むと、より楽しく学べますよ。
私達もガイドさんの案内で反射炉見学をしました。
たぶん、自分達だけで見学しても面白くないと思うので、ボランティアガイドさんはお勧めします。
 その日は天気がよく、1月の終わりだというのにぽかぽか陽気で風もないため、外での見学日和でした。
足腰弱い方は、ベンチに座ったままガイドさんの話を聞くこともできました。
 ボランティアガイドさんは高齢の男性ばかりでしたが、長くこの仕事をされているのでしょう。
ユーモアも交えて、楽しく、わかりやすく、とても上手にお話してくれました。
最後は撮影スポットに連れて行ってくれて、カメラのシャッターを押してくれます。
良い写真がとれました。
ちなみにこの『韮山反射炉』の入場料は
一般個人500円ですが、伊豆の国市民は無料です。
(知らなかった💦)
つまり、私だけタダで見学できちゃいました(笑)
楽しくお勉強できて、とってもお得な気分です。
しかも私達、「江川邸共通入場券」900円を購入したので、なおさらお得です。
韮山反射炉の生みの親、江川太郎左衛門英龍(坦庵)の家もこのあと案内しようと思っていたので調度良かったです。
韮山反射炉から江川邸まで車で5分ほど。
一緒に見て回ると良いですよ。
昔の家屋がとても素敵です。
 私は所用ができて一時離れるため、客人方を江川邸へ連れていき、1時間くらいして調度見学し終わったあたりで迎えにいったため、江川邸では伊豆の国市民の特典があったのかどうかはわからないので、そこはまた次回、次の客人をご案内する機会に確認しようと思います。
 伊豆の国市伊豆長岡、地元の魅力にやっと気がついてきたこの頃です(笑)

韮山反射炉
韮山反射炉