2022/10/27
ガウラ
私の好きな花にガウラがあります。
今の季節は花壇やコンテナ、広い場所での景観植物としての利用まで、わりとあちこちで見られると思います。
穂状に咲く小花が風に揺れる姿は、蝶々が群れて飛んでいるようにも見え、優しい風情があります。
私の住んでいる伊豆の国市でも、あちこちで咲いているのを見かけますが、最近思わぬ場所で見つけました。
伊豆の国市の住宅街で、細い道路が通っている場所にアパートや個人住宅が密集しています。
その電信柱の影に、ゆらゆらと白っぽい小花がたくさん見えるではありませんか。
なんと、電信柱の元のアスファルトが割れたところの、ほんの5センチ四方の隙間から、ガウラがわさわさとはえていたのでした。
こんな狭い場所に飛んできた種が、よくぞ育った!という感じ。
まさかこんな場所にガウラの種まきをする住人はいないと思いますから。
ガウラは和名がヤマモモソウ(山桃草)
ハクチョウソウ(白蝶草)
アカバナ科 ヤマモモソウ属(ガウラ属)
多年草で30〜150センチ
近年は品種改良で低めの品種もあり
原産地 北アメリカ
開花期 5月〜11月
赤、ピンク、白、複色
ガウラは初夏から晩秋まで次々と花を咲かせながら株が大きく成長します。
一つの花は短命で3日ほどで散りますが、花つきがよく、ほとんど途切れることなく咲き続きます。
花数が減ってきたら、思い切って半分くらいまで切り戻すとまた開花します。
耐寒性、耐暑性共に強く、日本全国栽培可能で、放任してても長い期間花を咲かせる宿根草だなんて、可憐すぎやしませんか!
電信柱の隙間から、精一杯生きてるガウラに哀愁さえ感じました。
ちょっとだけ切り取って、家に連れて帰ってしまいたくなります。
ガウラは日当たりと水はけのよあ場所なら、どこでも根付くようですが、必要な光がたりないと花つきに影響するので、うちの北側の庭ではどうかなぁ…なんて思って、まだ実行にはいたりませんが(笑)
では、最後に花言葉
「負けず嫌い」「清楚」
なんとまぁ、ガウラにピッタリの花言葉ですね。
2022/10/17
ボケの実
ボケの木に実がなるって知っていますか?
私は知らなくて、昨日、三島市の友人から緑色の実を見せられ
「これ、何の実かわかる?」と聞かれたのですが、さっぱりわからなくて一緒に調べました。
しかし、検索してもどれもヒットしないので、どこにあったのか聞いてみたら、近所の公園で拾ったとか。
その三島市の公園は私も行ったことがあるので、たぶんその辺りでボケの花を見たことを思い出し、もしやと思ってボケの実で調べたところ、やっとヒットしたしだいです。
ボケ(木瓜) バラ科
梅ノような小さくて可愛い花がつきます。
秋には5センチくらいの実がなります。
実ものを見ると、食べられるのか気になりますよね、
ボケの実は硬いので生では食べられないそうです。
香りが良いので、ジャムや果実酒やシロップにむくそうです。
実が青い頃は甘酸っぱい爽やかな香りが特徴ですが、熟して黄色になると甘酸っぱいフルーティな香りになるそうです。
色は黄緑色からさらに熟してオレンジ色や黄色になり、実が落ち始めたら収穫時です。
ボケの実は黄緑色の頃は体内にはいると毒性に変わる成分があるので、食べるつもりなら気をつけて下さいね!
腹痛や下痢を引き起こすそうです。
熟すと毒性はなくなりますが、生では硬いし苦味や酸味もあるので、ジャムなどにするのがオススメ。
ボケの実は古くから漢方薬としても使われていたそうです。
咳止め、疲労回復、滋養強壮、胃腸を整える、風邪予防などに効果があるとされています。
漢方薬としては木瓜実(モッカジツ)と呼ばれていますが、ボケと言う名前は、花の可愛らしさからすると気の毒ですよねー。
ボケの名前の由来は、その実がウリに似ているため、木にできる瓜として木瓜と書かれ、「もけ」「もっけ」と呼ばれていたのですが、それが訛って「ボケ」になったそうです。
訛って伝わって、それが定着してしまう例はよくありますが、本当に…気の毒です💦
しかし、せっかくもらったボケの実。
漢方薬としても使われるくらいの効能があるのなら、このまま飾っておくのももったいないので、熟してきたら果実酒を作ってみようと思っています。
三島市の友達、また拾ってきてくれないかな(笑)
2022/10/05
ローズマリー
すっかり秋になりました。
うちの庭ではローズマリーの先をに小さな薄紫色の花が揺れています。
うちのローズマリーはずっと花をつけなかったのに、今年の春に初めて花をつけて、この秋また花をつけてくれました。
挿し木で植えて、木立性のローズマリーなので今は120cmくらいまで育ちましたが、去年までは花をつけることがなかったので、そういう品種なのかと思っていましたが、そういうわけではなかったんですね💖
シソ科 マンネンロウ属
地中海沿岸地方が原産の常緑性低木
食用から化粧品まで幅広く利用されているハーブ
非常に強健で、乾燥した痩せた土地でも育ち、強風にもよく耐えます。
木立性とほふく性があり、春から秋にかけて靑、青紫、ピンクの花を咲かせます。
環境さえ合えば4季咲もします。
虫がつきにくいハーブなので、育てやすいです。
そんなローズマリーですが、根を触られるのが嫌いという性質があり、挿し木は容易なのに移植を嫌うというわけです。
地植えは一度植えたら移し替えないようにするのが良いそうです。
うちのローズマリーなんか、一枝もらって水にさしておいたら根が出たのでプランターに移して、大きくなったので庭に植えたら茎が木のように太くなって、他の植物の邪魔をしだしたため、枝の先をいくつか切って挿し木にしまさした。
すごい勢いで大きくなったのですが、なかなか花をつけてくれませんでしたが、何年もたってようやく土に馴染んだのでしょうか。
私はローズマリーで軟膏や化粧水を作ったり、肉料理の匂い消し(または匂い付け)に使ったりと、よく活用しています。
ローズマリーの効能は
気分をリフレッシュする。
血行を促進し体調を整える。
抗酸化作用による老化防止。
記憶力、集中力を高める。
だそうです。
花言葉は
追憶、思い出、記憶、貞節
あなたは私を蘇らせる
誠実
変わらぬ愛
私を思って
静かな力強さ
ヨーロッパでは古代ギリシャ時代から、冠婚葬祭などでローズマリーが使われたそうです。
冠もローズマリーでつくったりしたので、こんな花言葉ができたようです。
ローズマリーは触ると指に香りがつきますが、束ねて花瓶にさしておくだけでも部屋に爽やかな香りがただよいます。
伸びっぱなしになってる枝があったら、ぜひ花瓶にさして部屋に飾ってみてください。
2022/09/20
パンフラワー体験
先日、アトリエNOBUへ見学を予約された方がいらっしゃいました。
伊豆の国市にお住まいの女性で、もうずいぶん前から「atelier.nobu」のインスタグラムをフォローしてくださっているかたでした。
日時を決めて、ちょっとわかりにくい場所にあるので玄関前でお待ちしていたら、時間通りに迷うことなく到着されました。
でも、車から降りてきたのは3人。
小学生の2人の娘さん達も急遽付いてこられたそう。
習い事が早く終わったので、一緒に来たいという事でした。
可愛い訪問者が二人も来てくれて、私は大歓迎です💕
スリッパを出して、用意しておいたルイボスティーは少し足りなくなってしまったけれど💦そのぶんキャンディーやチョコレートをお出ししておもてなし。
私たち大人同士がお話している間、彼女たちはちょっと退屈し始めた様子なので、せっかくだからちょっと粘土で遊んでいってもらおうかと思い、時間はあるのかきいてみたところ大丈夫だというので、3人分すぐに用意できる体験コースを準備しました。
小さなマグカップに小さなバラを作っていけこむ体験プログラムですが、小学生にはちょっと大変だと思い、花だけ作ってもらって他は私が用意するやり方に変更してチャレンジ。
まず、見本を見せて、これから作るもののイメージを考えてもらいます。
花器の色を決めて(白かピンクしかないですが)メインの花の色も決めます。
粘土に希望の色の絵の具を出して粘土を練ってもらったら、パンフラワー体験のスタートです。
私が手本を見せて、同じように花びらを一枚一枚作ってバラを仕上げます。
大きいバラと小さいバラとつぼみ。
これを1セットとして、色をかえてもう1セット作ります。
花ができたら、それにがくをつけて、あとは私が葉っぱや実を添えてカップにいけこみ、完成となりました。
お姉さんの方は、早くにコツをつかんで一人でもどんどん進めていくのですが、妹さんの方は途中で疲れてしまったようなので、ちょっと雑談をいれながら、それでも最後まで自力で完成させてくれました。
お母様の方は、さすが大人って感じです。
1時間〜1時間半くらいかかりましたが、子供たちの集中力が続いてくれたおかけで最後まで出来て良かった💕
私も可愛いお客様と楽しい時間を過ごすことができました。
アトリエのぶの体験コースは大人向けばかりですが、今後は小学生も一緒に遊べる短い時間のプログラムも用意しておこうと思いました。
2022/09/05
桔梗
家の庭に桔梗の鉢植えを置きました。
三島市の友人から桔梗の苗を2つ頂いたので、それを小さな鉢に移し替えたもの。
その前に伊豆市の友人から分けてもらった桔梗が枯れてしまい、放ったらかしにしておいたら芽が出たので、新しくプランターに移し替えたもの。
キキョウ科キキョウ属
宿根草
宿根草だから茎が枯れても根っこが生きていたのです。
放置していて良かった(笑)
気がついたら芽が出ていたので、あわてて大きめのプランターと新しい土を買って救済。
まだ花は咲きませんが、芽が少しづつ伸びています。
桔梗の開花は6月〜9月なので、今年の開花は間に合わないかもしれないけど(伊豆の国市は温暖だから、もう少し長く咲いてくれたらいいな)来年の夏には花が咲くかも?
その後に頂いた桔梗は、こまめに花柄を摘み取っているせいか、次々と花を咲かせてくれます。
最初の花は薄い紫色に、紫の斑入りの花でしたが、今咲いてくるのは紫一色です。
不思議だな。
桔梗といえば、万葉集の中の「秋の七草」と歌われている朝貌の花は本種です。
近年、野生の品種は個体数が減少していて、絶滅危惧種に指定されています。
それとは逆に、園芸品種の桔梗は多くの種類が出回っています。
紫、青、ピンク、白、斑入り
一重咲き、八重咲き
大輪の花が咲く品種
花が最後まで開かない袋咲きの品種
紫色の桔梗しか知らなかったので、調べてみて驚きましたね(笑)
家の桔梗はせっかく咲いているのですから、来年もぜひ咲いてほしいです。
なるべく陽当りの良い、夏は風通しの良いところに置いて、大切に育てるつもりです。
桔梗は昔からある日本の植物・宿根草なので、当然日本の気候に適応しているので、毎年花を咲かせてくれるだろうと期待してます。
桔梗の花言葉は色によって違い、
紫は永遠の愛、変わらぬ愛、気品、誠実
白は清楚
どちらも清らかで美しいイメージですね。
せっかく桔梗の名前がでているので、「秋の七草」もおさらいしておきたく記述します。
オミナエシ
ススキ
キキョウ
ナデシコ
フジバカマ
クズ
ハギ
お好きな服は?と覚えて下さいね💖