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2022/08/24

コガネキヌカラカサタケ

私がもう何年も育てているサンセベリアの鉢に、ある日突然とキノコが生えていてびっくりしました!

コガネキヌカラカサタケ
(黄金絹唐笠茸)
ハラタケ目ハラタケ科に属するキノコ

調べたら、熱帯地方原産のキノコで、本州には自生していないとあります。
それがなんで突然、静岡県の伊豆の国市に現れるのか。
沖縄など温度が高い地域では自生するかもしれないけど、ここはいくら温暖な地域と言っても、隣の三島市とかは以外と寒いし、伊豆市だって雪が降るし、下田市や南伊豆町は風が強いせいか温度はそれほど高くないです。

ある日突然、サンセベリアの根元に黄色い株が生えてきて、サンセベリアの花を知らない私はサンセベリアの花でも咲くのかと思って楽しみにしていました(無知!)

黄色い小さな芽は日に日に大きくなり、突然、傘をひろげたキノコに変身したのでした。

大きくなるのも早いけど、萎むのも早かったです。

いきなり黄色くて可愛らしいキノコが生えてきたので、すぐに写真に撮っておいて良かったです。
翌日の夜には萎んでしまいましたから。

そういえば、1か月ほど前にサンセベリアの鉢に土を少し足しました。
その土の中にコガネキヌカラカサタケの菌が入っていたのでしょうね。

高さ7〜8センチほどのレモン色に近い綺麗な黄色のキノコは、鑑賞用としても良かったので、もう少し長く生きていて欲しかった。

そしてできれば、食べられるキノコであって欲しかった(笑)

コガネキヌカラカサタケの食毒については詳しい文献が少ないため、食毒不明として扱われていますが、その一方で非常に美味であるという声もあがっています。
たしかにバター焼きとかしたら美味しそう💕
でも、詳しいことがわかっていないキノコを食べるのはリスクがあるので、食いしん坊の私も諦めました。

コガネキヌカラカサタケは幼体が人の形に似ていることから「お釈迦様のキノコ」とも呼ばれているそうです。
そんなキノコを食べたら、ご利益ありそうですね。
いや、バチが当たるのかな?(笑)

萎んだキノコの下は、土が広範囲で白くなっていたので、これは胞子かな?

家の中をキノコの胞子が舞い上がるのは避けたいので、翌日に新しい土を買ってきて、胞子のついた土は取り除き、新しい土でおおいました。

もうコガネキヌカラカサタケは生えてこないと思います。
たった一日だけど、楽しい発見をありがとう💖って思いました。

コガネキヌカラカサタケ
コガネキヌカラカサタケ

2022/08/15

柿の実

8月も中旬にさしかかり、夏真っ盛りですね!
台風がきたりして、毎日の天気が二転三転して、熱帯夜もあれば、とても涼しい風が吹き抜けたり。
ともあれ、こんな天気があと1か月半は続く夏。

夏の暑さにうんざりしている時、仕事でよく使う三島市の駐車場で柿の実を見つけました。

たっぷりと茂った葉の間に、青い柿の実がちらほら実っていました。

柿=秋というイメージなので、えっ?もう柿?!
といった具合に驚いた私。

こんなに暑いさなかでも、自然界はきちんと秋の準備をしているんだと実感しました。

カキノキ科カキ属
高木性の落葉果樹

世界に分布する柿の木は約500種あり、熱帯〜亜熱帯地域に分布します。
温帯地域に分布している種は少ないそうです。
そのうち園芸的に利用されているのはカキ、マメガキ、アメリカガキだけで、果実を食用としているのはカキだけ。
あとは台木や柿渋の採取などを目的として栽培されています。

カキの品種は甘柿と渋柿。 
カキの渋みはジブオールという成分(タンニン)が原因で、このタンニンが可溶性(水に溶ける)か不溶性(水に溶けない)であるかが、渋みん感じるか感じないかのポイントだそうです。

カキは雌雄異花という特性をもっており、雌花と雄花があります。
ほとんどの品種は単為結果性という性質をもっているので、一本でも実がなります。

でも、全く実がならないと言う声を聞いたこともありますが、それはたぶん剪定で、枝先を切り詰める剪定を全面におこなうと、カキの場合ほとんど実がつかなくなるそうです。
また、枝先を全く切らずに放任しておくと実がなりすぎてしまい、翌年は全く実がならなくなってしまうとも。

伊豆の国市には柿畑がたくさんあります。
農家でなくても、一般の家庭の庭にも柿を植えてあるのをよく見かけますが、秋に柿の実がなっていることからきちんと手入れされているんだなぁと思いました。
「モモクリ3年カキ8年」という言葉があります。
現代の栽培品種をうえて、結実するまでに8年を要することはめったにないそうですが、初めて実がなるまでにかかる歳月は、カキは他の果樹に比べて遅いとか。
庭に柿の木を植えてみて、初めての柿の実がなった時は、すっごく嬉しいでしょうね!
カラスに食べつくされないことを祈ります。

柿の実
柿の実

2022/08/04

ユウスゲ

先月の話ですが、南伊豆町をドライブしていた時のこと。
海沿いの山道を走っていて、雄大な景色の見える駐車場があり、ちょっと車を降りてみました。
雲一つないどこまでも青い空と、海の中から生えているような岩山。
岩山にぶつかる白い波と青い海。
青空と山と海がセットなのが伊豆だなー💕
なんて眺めていたあと、駐車場に続く丘の上に黄色い花がたくさん咲いていました。
低い階段が少しだけなので登ってみると、そこはユウスゲの丘でした❗
丘一面、海に続くまでユウスゲです。
まだ蕾が多かったので、これが全部開く頃はさぞかし綺麗な丘を見ることができるはず。
ちょっと時間が早かったか💦
残念💦

ユウスゲはユリ科のワスレナグサ属

ユリに似た花で、夕方に開き、朝にしぼんでしまう一日花。

別名 キスゲ
   アサマキスゲ

6月下旬から9月頃までレモンイエローの花が咲き
50cmから大きいものは150cmまで育ち、高くスラリとした姿

1茎に数輪の花があり、次々と開花します

名前の由来は
スゲは葉がカヤツリグサ科のスゲ属に似ていること。
夕方に開花すること。

似た花にニッコウキスゲがありますね。
ユウスゲとは逆で、朝に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花です。

ユウスゲの花言葉は
「麗しき姿」「媚態」

ユウスゲの花は食用にもなるそうです。
中国料理の「金針菜」と呼ばれているのは、ユウスゲの蕾を乾燥させたものだそうです。
どんな味がするのでしょうね?

気持ちの良い伊豆半島、南伊豆町のドライブでした。

ユウスゲ
ユウスゲ

2022/07/08

アガパンサス

今年も我が家の庭に、アガパンサスの花が揺れています。

ヒガンバナ科 アガパンサス属
和名 紫君子蘭
英名 アフリカンリリー

儚げな姿ですが、原産は南アフリカです。
ユリ科の多年草で、耐暑性が強く、丈夫で植えっぱなしでも育ってくれます。

この季節、涼し気な淡い紫色や淡い青色の大きな花が目立ちますね。
三島市の公園にも群生していたし、沼津市の沿道にも植わっていて、背丈があるのでとても目立ちます。

光沢のある厚みと巾をもった長い葉っぱも美しいです。
わさわさと茂る葉っぱから、1メートルくらいの花茎が伸びて、丸くまとまったいくつもの花がポンと茎先に乗っている姿はアガパンサスの特徴。
優雅で独特の存在感がありますね。

私の住んでいる伊豆の国市は温暖なのでアガパンサスは地植えでも大丈夫ですが、寒冷地では地植えは難しいそうです。
鉢で管理して、冬は室内にいれてあげるとか。

丈夫なのでいつも植えっぱなしで水もろくにあげていませんが、今年こそ手入れをしてあげようと決意しています!

花が先終わってもそのままにしておくと、種をつくるのに栄養がとられて株が弱ってしまうんです。
去年も気がついたら種がついていました。
今年こそは花が咲き終わった時点で、花茎の付け根から切り落としてあげなければ!
…と、ここにて決意表明(笑)

では、最後に花言葉を。
「恋の訪れ」「愛の訪れ」

あと一ヶ月ほど花を楽しみますね。

アガパンサス
アガパンサス

2022/06/23

アベリア

アベリアと聞いて、パッと花の姿が思い浮かぶ人は少ないのでは?

でも、皆さん、見たことあるはずです。

スイカズラ科ツヌバネウツキ属
和名 ハナツクバネウツギ

公園や道路沿いなどに多く植栽されています。
白やピンクの花が5月中旬〜10月まで咲き、1〜1.5mくらいの半常緑樹を、知らずしらずのうちに目にしていると思います。

アベリアは19世紀中旬に、イタリアで作出された交配種。
4季咲きと言えるほど長い開花期と、半常緑でありながら寒さに強く、強健で土壌を選ばない育てやすさから、近頃は公道、公園などによく植栽されるようになりました。
まだ庭木としての利用は少ないため、名前も聞かないと思いますがよく目にしている花だと思います。

私もよく使う函南町の駐車場や、沼津市の公園、三島市の道路沿いなど、この時期は花が咲いているせいかよく目に止まります。
よく目にするわりに、最近まで名前を知らなかった花でした。

アベリアは種ができないため、花が終わったあとに萼片が残ります。
花が咲いていた時と同じように、枝の先に残る萼片の塊は、それもまた違う花のようにみえるので、花が終わったあとも美しいのが魅力です。

育て方も、強健で土壌を選ばないので、鉢植えの場合でも市販の園芸用培養土で問題ありません。
水やりは、地植えでしたら降雨にお任せ。
鉢植えは、表土が乾燥して白っぽくなったら、たっぷりと水を与えます。
追肥の必要もないし、特に目立った病害虫の被害もないし、とても育てやすいそうです。

剪定は、花を楽しんだ後の冬にどうぞ。
ただし、厳寒期の1〜2月は避けた方がよいようです。
剪定は強めで問題ありません。
生育期の剪定は、株から出てくる若い枝(シュート)を地際から切るだけでよいです。

常緑で目隠しにもなり、開花の長いアベリアは、これから庭に植える植物として人気がでるかもしれませんね。

花言葉は
「優美」「強健」「謙譲」
生育が盛んで、勢いよく伸びた枝先に花をつけることから強健。
花びらより葉っぱが多く、目立たないように花をつけることから謙譲。

アベリアの花の香りは、一つ一つは弱いですが、花の塊に顔を近づけて確認すると、ほんのりと優しい香りがするそうです。
次は公園でその香りを楽しんでみようと思います。

アベリア
アベリア