2023/06/21
鉢植えの桔梗
梅雨の時期は天気がはっきりしなくて、なんだか気分もスッキリしませんが、見た目にスッキリと美しく、目に麗しいのが、庭の桔梗です。
去年、家族が苗を買ってきて、庭に放置。
なぜか私が面倒をみることに(笑)
花が咲き終わってから、翌年のことを考えてひと回り大きなプランターに移し替えておきました。
もしかしたら、来年も咲くかも?
かなり期待していました。
しかし、花の手入れは素人だし、自己流だし、面倒臭いし…
冬もそのまま庭に放置。
(これで来年咲くかもと期待するなんて酷いと我ながら思います💦)
でも、期待に応えてくれたのでした💕
さすが桔梗!
宿根草ですね!
ちゃんと根が生きていました。
桔梗は根本が乾くと枯れてしまうのですが、半日陰で風通しの良いところに置いておけば大丈夫。
一日中日陰はダメで、なおかつ加湿も禁物。
夏は3日に1回の水やりを。
(春は4〜5日に1回、冬は一週間に1回の水やりで大丈夫)
今年は咲き始めから育てることになるので、夏の水やりを忘れないようにしなければ!
とくに鉢植えの花は、夏の水やりのタイミングが大事ですからねー。
鉢は3種に分けてあるので、小さな鉢ではすぐに土が乾いてしまいます。
そして、一番小さな鉢の桔梗は、当然一番背も低くなってしまいました。
それでも花の大きさも美しさも、他の鉢と変わりません。
毎日、萎れた花を摘み取っているせいか、花が次々と咲いてくれます。
丸い蕾がたくさんついている姿も可愛い。
色は全部、紫色の花です。
たしか去年は、白い花もつけていたのですが、今年は全部紫色です。
あの白い桔梗はどこにいっちゃったのでしょう?
桔梗の花言葉は
白が「清楚」
紫が「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」
花言葉ってよくできてるなぁっていつも思います。
桔梗は花言葉のイメージそのものだと思いませんか?
桔梗の開花時期は6月〜9月です。
こんなに長く毎日毎日花をつけるなんて大変だなぁと思い、明日は液体肥料のボトルを追加してあげよう。
栄養を与えて、あと3ヶ月頑張って花をつけてくれたらいいな。
2023/06/08
パンジー
パンジーを製作中です。
黄色い花を入れた小ぶりの花器のオーダーをいただき、花も花器もお任せとのこと。
ちょうどよい大きさの綺麗な花器があったので、そこに入れる黄色い花を考えてみたところ、パンジーが良いと思いました。
パンジーは黄色の他にもたくさんの色があり、とても可愛らしく、人気のある花。
黄色だけでなく他の色も組み合わせてみたいと考えていたので、これはピッタリだと思い何色か作っています。
その中で、花器とも相性のよい色を撰んで入れてみようと思います。
【パンジー】
スミレ科スミレ属
原産地 ヨーロッパ
開花期 10月下旬〜5月中旬
耐寒性は強く、耐暑性は弱い
色の種類 白、赤、ピンク、オレンジ、黃、青、紫、黒、複色
かつては大輪のものをパンジー。
小輪で株立ちになるものをビオラと区別していましたが、現在は複雑に交雑された園芸品種が登場し、区別できない状況です。
スミレ属の中では、最も進化したグループです。
わかりやすい区別の方法として、パンジーとビオラの違いは大きさかもしれません。
パンジーの名前の由来は、フランス語の「パンセ」です。
思考、思想などの意味があり、少しうつむき加減に咲く花が、物思いにふける人の顔に似ていると言われています。
しかし昨今は品種改良が進み、顔に見える斑が無い無地のパンジーもあります。
パンジーはエディブルフラワーとしても人気があり、
香りと味はごく繊細で、際立った主張もないため食べやすい花です。
料理の見栄えとしてのアクセントだけではなく、ちゃんと栄養もあります。
繊維質が豊富で、βカロテンはなんとトマトの4倍!
これはぜひとも食べなくては!ですよね。
ただし、食用と園芸用では使用している薬剤が違う場合があるので、食べるのでしたら注意して下さいね!!
最後に花言葉を。
「もの思い」「私を思って」
色別ですと
黄色のパンジーは「つつましい幸せ」「田舎の喜び」
白色のパンジーは「温順」
紫色のパンジーは「思慮深い」
アプリコット色のパンジーは「天真爛漫」
皆さん、何色のパンジーが好きですか?
2023/05/27
安島もっこ刺し
先月、福井県の坂井市へ旅行してきました。
二泊三日、車での旅行でした。
伊豆の国市から福井までは、出発から到着まで、休憩をはさんで6時間くらいかかります。
東名高速道路から入って、新東名に移ったり、名古屋の名神高速道路も通るし、北陸自動車道も走ります。
なんでこんなに遠回りしなきゃ行けないんだろう〜!
富士山にトンネルあったら、もっと早く行けるのにな~!
と思いながら、ハンドルを握る私でした(笑)
自家用車で行くのと、電車で行くのとでは、一人では値段も時間もたいしてかわりません。
時間は電車の方が1〜2時間早いですが、乗り継ぎにもよりますし。
なにせ、静岡県はのぞみが止まらないので、私のように三島駅から乗る場合、こだまで移動して乗り換えです。
おっと…交通事情の話が長くなってしまいましたが、今回の福井へは、お祭りが目的でした。
福井県坂井市に安島という地域があります。
あの有名な東尋坊の近くの町です。
雄島という小さな島と、安島を結ぶ赤い橋が目印です。
その雄島のお祭りが行われるので、見に行きました。
地域のお祭りですが、この日は参加する地域の小学生や中学生は学校の授業を1時間目だけ受けて早退が認められているほどの由緒ある祭り【雄島祭り】
朝10時に大湊神社で式典が行われ、参加する巫女(地域の小中学生)は、身支度を整え行事を行います。
宮司による式典が始まり、獅子舞、お神輿、菓子投げ…などなど。
神輿の練り歩きは夕方まで続き、クライマックスは神輿をかついだまま海に入ります。
そんなドラマティックなお祭りに町中が参加して、それは賑やかで楽しいものです。
お祭りの花形である神輿担ぎですが、その時に着る法被に刺されているのが「安島もっこ刺し」という刺し子です。
昔、まだ北前船が活躍していた頃、船乗りの男の無事を祈り、また法被の補修のために、安島の女達はもっこ刺しをしました。
刺し方は決まりがあり、その通りに刺せば決まった形の模様が出来上がります。
私も習ったことがあり、実は安島もっこの会の初代メンバーなのです💦
福井を離れ、今はすっかり幽霊会員となっておりますが、いまだに私が刺した法被を着てお祭りに参加してくれる若者がいます。
そうなんです、安島もっこ刺しは次々と引き継がれ、法被の模様はどんどん完成していきます。
今回も私が最初に刺した箇所から、もっこ刺しはもう刺す場所もないほど受け継がれ、とても綺麗な模様の法被になっていました。
今のもっこ刺しの会員さん達はとてもセンスがよく、上手に綺麗に模様を作るので、安島の法被の価値はどんどん上がっていきますね💕
今、安島ではもっこ刺しの伝統を残す活動が活発で、三国高校の生徒達も巻き込んで、展示やワークショップも行われています。
北前船と共に歩んだ安島もっこ刺しの歴史。
後世に残したい伝統文化です。
そんな安島もっこ刺しに、少しだけれど参加できた日々があったことは私の自慢です。
これからも安島もっこ刺しの文化継承を見守っていきます。
2023/05/19
ベロニカとハナトラノオ
三島市の三嶋大社「宝物館ギャラリー」にて開催されたパンフラワー作品展【花車18】は盛況のうちに終わりました。
来場してくださった多くの方々に、心からありがとうございますと言いたいです💕
出展者にご縁のある方ばかりではなく、三嶋大社へ観光で訪れた方も宝物館ギャラリーをのぞいてくださり、初めてパンフラワーという言葉を聞いたという方も多かったです。
外からみたら、まるで生花展のように見えますが、実際はどれも粘土の花であることに驚き、そして感動されていました。
私は作品展開催中はずっと会場につめて、販売コーナーを担当し、また来場者の案内、説明など、毎日多くのお客様と接する機会に恵まれました。
お客様の反応で、パンフラワーへの理解と関心を直接感じることができたのは幸いでした。
さて、今回のパンフラワー作品展
私は4点の作品を出展しました。
・ダリアとベロニカ
・クリスマスローズ
・バジルとポーチュラカ
・たんぽぽ
どれも細かい箇所まで再現し、頑張ってつくった自信作です。
とくにダリアとベロニカは、入口でお客様を迎える時に、一番最初に出会う位置なので、大きい作品を!と言われ、GWにやっと仕上がった力作なんです。
ダリアは11本。
ベロニカは7本作りました。
しかしながら、ベロニカを知っている人は少なくて、私にくる質問は
「この白い花は何?」
「トラノオ?」
の2パターンでした(笑)
べつにお客様が花の名前を知らなくたって、全然いいんです。
私がここであえてこの話題を出したのは、ベロニカとトラノオが良く似ていると言うことを言いたかったのです。
私もダリアと合わせるのにトラノオを考えたのですが、トラノオだと少し背が低いため、大きな作品を作るにはもう少し背の高い白い花が欲しくて、それでベロニカを選びました。
ベロニカは品種が多く、様々なバリエーションがあります。
私が選んだのは和名がルリトラノオという品種の花の白いタイプ。
和名にトラノオとつきますが、ベロニカはオオバコ科クワガタソウ属です。
皆さんの知っているトラノオはハナトラノオと言って、シソ科ハナトラノオ属なんです。
原産地は北アメリカのバージニア州。
ベロニカも北半球からきたので一緒かな。
しかし開花時期は少しズレます。
ベロニカは4〜11月。
ハナトラノオは8〜10月。
花の色もベロニカは青、紫、ピンク、白と多いです。
やはり別物なんですねー。
ベロニカの別名はセイヨウトラノオ、ルリトラノオ
ハナトラノオの別名はカクトラノオ(角虎の尾)
ベロニカは花穂から(虎の尾)がイメージされることからつけられたそうです。
科も属性も違うのに、花姿がそっくりってなんだか不思議ですね。
今日の写真は本物のベロニカと、私の作品のベロニカを載せてみました。
ベロニカは品種が多いので、私のベロニカはどの品種かはわかりませんが、たしかにハナトラノオに似ていると思いました。
2023/05/07
作品展の準備中
GWが終了しました。
明日から通常業務の会社が多いのでは。
伊豆の国市はGW中は道路が他県ナンバーであふれていましたが、明日からはいつもの交通量になります。
さて、今週はいよいよ三島市の三嶋大社【宝物館ギャラリー】にて
パンフラワー作品展があります。
4年ぶりなので、メンバーも気合入っているようです。
私は昨日、やっと作品か仕上がりました(笑)
予定では先月中には全部終わって、このGWは遊んでいられるはずでしたが…
先月までいろいろな用事が立て込んでいて、なかなかパンフラワーの時間がとれず、制作も進まず、気持ちだけはあせりながら何も出来ない日が続くという3月・4月でした。
こんなはずではなかったのに(T_T)
おかげでこのGWは、やむ終えない用事が二日入り、あとはなんとか制作時間を作ることができましたが、始めてみると、なんとやる事の多いことか!
改めて、私の師匠の苦労を知りました。
(少しですけど)
とりあえず出展作品はできたので、あとは販促品などの準備です。
出展作品も今回は大きいサイズなので、そのままでは車に乗せられないため、全部ばらして、会場での組み立てになります。
その数の多さ…
駐車場から会場まで、何往復すれば済むのか!
とにかく、やるしかないです。
頑張ります。
なにせ4年ぶりの作品展。
しかも、人数半分。
…内容の濃さで勝負ですね。
私の生徒さんも、初めての作品展なので、それはもう一生懸命やってくれました。
初めてなのに、大きな作品に取り組んでたくさん作ってくれました。
その気持ちがとても嬉しいし、頼もしくかんじます。
やはりこういった発表の場って、人を成長させるんだって実感しています。
今回は四日間だけの作品展で、前日に会場作りをするため、私は五日間を三嶋大社の宝物館ギャラリーに詰めることになりますが、とても楽しみにしています。
案内ハガキを出した友人知人、そしてお客様たち。
果たしてどのくらいの方々が見に来てくださるのか。
三嶋大社は土日は観光バスもはいるので、土日は大勢の来場者がいらっしゃいます。
その中で友人知人の案内もするのは大変ですが、見に来てくださったことへの感謝の気持ちが大きいので、今からもう楽しみにしております。
5/11〜14日の四日間。
10:00〜17:00(最終日は15:00まで)
静岡県三島市の三嶋大社【宝物館ギャラリー】へぜひお越しくださいませ。