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2023/02/22

ベロニカ製作中

今、ベロニカのパンフラワーを作っています。
5月に4年ぶりの「パンフラワー作品展」を開催することが決まったので、そのための準備をしています。
この4年間、少しづつ作りためた作品を3点ほど出展しようと思うのですが、どうせなら大きい作品で出したいので、今また追加で製作中なのです。

出展する作品のひとつはダリアに決めました。
でもダリアだけではつまらないので、ダリアに添えて、ダリアを引き立たせてくれる花を考えてみたところ、ベロニカに決めたのです。
ベロニカだったらダリアと開花時期も合うし、花も小花なのでダリアと対象的になるため、組み合わせるのにピッタリだと思ったんです。
色は白にしました。

「ベロニカ」
オオバコ科 クワガタソウ属(ベロニカ属)
和名 ルリトラノオ
原産地は北半球
開花期 4月から11月
花丈 5〜100cm
色 青、村上、ピンク、白

丈夫で育てやすく、花壇や鉢植え、グランドカバーによく用いられます。
世界中で約300種あり、日本にも約20種が自生している多年草。

立ち性で環状に花を咲かせる品種(花壇、寄植えで縦方向にアクセントをつくる)
ほふく性で小花を咲かせる品種(花壇や寄植えの縁に植えると、こぼれ咲くような美しさを楽しめる)
に分かれる。

品種が多いため、春咲、夏咲き、秋咲きの区別だけでなく、一年草、多年草、落葉性、常緑性と様々なバリエーションがある。


ベロニカ、見たことあるでしょう?
私も画像を調べてみてわかりました。
見たことあるけど、名前を知らなかった花の一つです(笑)
(名前を知らない花って多いです💦)

花というより草っぽいし、目立たないからあまり気にかけることもない花ですが、今回はしっかりスポットを当ててあげますね!
と言っても、ダリアの引き立て役なのですが…。
しかし、作るのには非常に手間がかかります。
なにせ、細かい!
パンフラワーは細かい作業ですが、その中でもかなり細かい仕事になってます。
一つ一つの花は小さくて数が多いためです。
ツボミもたくさん作らないとならないし、葉っぱもギザギザがあって面倒くさそう。
(まだ葉っぱまで手を付けていませんが)

これは時間がかかりますね。
間に合うかな?
他にもすることがあるので、少し不安になってきました。

でも、真っ赤で大ぶりで華やかなダリアと、白い小花の集まったベロニカ。
この相乗効果で素敵な作品が出来上がることを期待して頑張ります。
作品展はまた後日ご案内いたしますね。

ベロニカ製作中
ベロニカ製作中

2023/02/12

水仙

よく使う三島市の駐車場のわきに、水仙がごそっと咲いていました。
とても良い香りがしたので、なにげなくその方向を見たら、水仙が咲いていたというわけです。

彼岸花科 スイセン属
開花 12月中旬〜4月下旬

水仙はいろいろ種類がありますが、最もよく見かけるのが白い花の中心が黄色い「日本水仙」
他にも、花も中心も白い「ペーパーホワイト」がありますね。

地中海沿岸原産ですが、平安末期に中国から渡来してきました。

漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」になったんですって。
「仙人は天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるをスイセン」という中国の古典から、綺麗な花の姿と芳香がまるで仙人のようなところから命名されたとのこと。

学名でもある英名は「ナルシサス」
ギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けていたら、いつの間にか1本の花になってしまったという話。
「ナルシスト」の名前はここからくるそうです。

そんなストーリーを持つ水仙だから、花言葉も
【自己愛】
【うぬぼれ】
・池を覗き込むように咲く姿がナルキッソスのようだから。
・ナルキッソスが落ちた場所の近くに水仙が咲いていた。
・絶世の美貌をもつナルキッソスが、その高慢さによって自分だけを愛す呪いをかけられ、水面に映る自分の姿に恋したまま衰弱死してしまった。
などのストーリーからつけられたそうです。

美しいけど、なんだか怖いし、物悲しいイメージがありますが、水仙の花言葉は水仙の種類によっても違うので、調べていくときりがないのでこのへんにしておきます。

あと、水仙は毒を持つので、触ったあとはしっかりと手を洗って下さいね。

水仙
水仙

2023/02/02

パンの耳とパンフラワー

パティシエをしている友人から、パンの耳をたくさん頂きました。
仕事で中の白いパンだけ使うので、外側の茶色い部分はいらないけど捨てちゃうのはもったいないから、いる?
と聞かれて「もらう」と即答しました(笑)
食べられるし、第一に捨ててしまうにはもったいなさすぎる新鮮なパンの耳。
遠慮なくごっそり頂きました(笑)

このパンの耳…つまり、外側の硬い部分(私が頂いたのは食パンなので耳も柔らかいですが)を食べて、中の柔らかな部分を捨てることで始まったのがパンフラワーなんですよ。

メキシコなど中南米の家庭では、ボリーヨというパンがあるのですが、このボリーヨというパンは表面がパリパリと美味しいため、柔らかい中身は捨てられることが多かったようです。
それでボンドと練り合わせて花の彫刻を作ったものが、メキシコの民芸品になっていきました。

日本の盆のような精霊の夜祭りに、民家の祭壇ではパンで作った人形や野菜や花の飾りを供えました。

こうしてパンフラワーの基礎ができあがり、その文化が手芸として日本に入ってきたのですが、食パンを練って作った花はカビがわいたり、虫にくわれたりするため、いつしか工業粘土が発売されるようになり、現在のパンフラワー文化があります。

今のメキシコがどんななのか私は知りませんが、日本がお盆の時にキュウリやナスで動物を作るのと同じように、パンで花や野菜や人形を作っていたとは、なんだかメキシコを身近に感じられてしまいました。
現代のメキシコに、その文化がまだ残っているのかしら?
誰かメキシコに旅行に行った人がいたら、聞いてみたいです。

さて、パティシエさんから頂いた食パンの耳は、私はフレンチトーストにして食べました。
某有名なパンメーカーのパンで、まだ新鮮な食パンだったので、そのまま耳だけ食べても充分美味しかったのですが、耳だけでは少し食べづらいですね。
なので、牛乳と砂糖と生卵を混ぜてパンの耳を浸し、バターを溶かしたフライパンで一気に全部焼きました。

耳といえどもパンはパン。
朝食に美味しく頂きました。
フレンチトーストを焼いたのも久しぶりです。
それがパンの耳っていうのも面白いですね。
パンフラワーの起源を思い出しながら焼きました。
私はパンフラワーは市販の粘土で、パンはパンとして丸ごと全部食べたいです。
パティシエさん、ごちそうさまでした。
また機会があったら、声かけて下さいね(笑)

パンの耳とパンフラワー
パンの耳とパンフラワー

2023/01/22

書道教室

先週、東京の書道教室に行ってきました。
場所は広尾にあるお寺「香林院」
第1.2.4 木曜日の17:00から21:00までの90分間。
手ぶらで書道体験ができるんです。

広尾といえば赤坂の近くでオシャレな街という印象ですが、地下鉄の駅を出て、飲食店などが並ぶ通りを5分ほど歩くと突き当りにお寺の門が!
門をくぐるとそこはお寺がいくつか集まっている静かな路地になります。
いきなり落ち着いた雰囲気に、ちょっと異次元を感じました。
香林院はその一画にあります。
夜だったので、初めての私には少し探しにくかったのですが、香林院の石碑を見つけ、門を覗くとすぐ右の建物に灯りが見えて、入口に「書道」の文字。
予約していたので、そのまま中に入りました。
お寺の院内を進んで声のする部屋を開けると、そこが書道教室でした。

本当に手ぶらでいいんです。
好きな席に座り、先生から何を書きたいか聞かれたので、
私は自分の名前が綺麗に書けるようになりたいです。といったら、まず私に自分の名前を書かせて、同じ半紙に先生が私の名前を書いてくれました。

その筆跡の違いにびっくり。
当たり前ですが(笑)

あとは先生の文字を手本に練習します。
自分の名前の漢字が、こんなに素敵に見えたのは初めてでした。
名前の字が綺麗だと、自分が美人になったような気がしますね(笑)

書道は小学生の頃、1ヶ月だけ習ったことがあります。
私には向かなくて、1ヶ月で辞めました。
そんな私でも、ここではとても楽しく学べました。
静謐なお寺の空間が、なんだかとてもリラックスできて、先生との距離感も居心地よくて、夢中で自分の名前を書いていました。

そして頃よぃ時間に先生が別のお題を出してくれました。
ちょうど今年のカレンダーを作るのによい時期。
字を書きこめるカレンダーに好きな文字をいれます。
私が選んだのは 花 という字。
こちらも先生がお手本をくれます。
しかもそれは デザイン書道!
カッコいい書体で2種類の 花 の文字。
どちらか好きな書体を練習します。
そして最後に気合いを入れて本番。
カレンダーに 花 を書きました。
私だけのカレンダーが出来上がり!

これだけのことが、すごく素敵な時間でした。

もちろん、自分が書いた半紙は全て持って帰れます。
持ち帰り用の紙包も用意されているので、家へ帰って今日の教室をふりかえることができます。

名前は筆ペンを使いましたが、デザイン書道は太い筆にたっぷり墨をつけて書きました。
墨で書くなんて、小学校の書初め以来でした。
書道って、楽しいものなんですね(笑)
久しぶりに学ぶ楽しさを実感しました。
またここに来たいと思います。

次は何を書こうかな。

書道教室
書道教室

2023/01/12

狩野川のススキ

冬の風景のひとつにススキがありますね。
秋のススキはお月見の添え物として、非常に風情があります。
神奈川県の箱根のススキも、山一つがススキで覆われ、観光として人気があります。
ススキをみると、冬が来るんだなぁ~と毎年思う私です。

伊豆の国市にもススキはいっぱい茂っています。
特に好きな風景は、川原のススキです。
じつにベタですよね(笑)
でも、好きなんです。
伊豆の国市に流れる狩野川の川原には、冬になるといつの間にかススキがびっしり茂っています。
しげるって表現はおかしいですか?
でも、辺り一面がススキの原。
場所によってはセイタカアワダチソウが勝っている川原もあります。
私の家に近い川原は、セイタカアワダチソウとススキが半分づつ共存している感じで、黄色と銀色の大海原みたいですよ。

ススキはイネ科 ススキ属の多年草
現在地は中国、朝鮮半島、日本、台湾など。
暑さ寒さに非常に強い性質で、昔から日本の野山で自生してきたことによって環境になじみやすく、放任していてもよく育ちます。
一度植えれば毎年鑑賞を楽しめるコストのよい植物です。
春に新芽ができて、9月から10月に長さ15cmの穂を展開しだします。
冬に地上部が枯れてしまっても地下の根は生きて休眠しているんです。

ススキってなんだか裏寂しいイメージもありますが、草丈1m〜2mの高身長を揺らしている姿は生命の強さも感じられると思いませんか?

写真の風景は、伊豆の国市と伊豆市の境にある狩野川です。
夕方撮った写真なので、夕暮れの中、両方の川原のススキの原が銀色になびいていてとても綺麗でした。
でも、もうそろそろススキの季節も終わりそうですね。
あと少しの間、お出かけがてらの風景を楽しませてもらいます。

狩野川のススキ
狩野川のススキ