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2023/05/19

ベロニカとハナトラノオ

三島市の三嶋大社「宝物館ギャラリー」にて開催されたパンフラワー作品展【花車18】は盛況のうちに終わりました。
来場してくださった多くの方々に、心からありがとうございますと言いたいです💕

出展者にご縁のある方ばかりではなく、三嶋大社へ観光で訪れた方も宝物館ギャラリーをのぞいてくださり、初めてパンフラワーという言葉を聞いたという方も多かったです。
外からみたら、まるで生花展のように見えますが、実際はどれも粘土の花であることに驚き、そして感動されていました。
私は作品展開催中はずっと会場につめて、販売コーナーを担当し、また来場者の案内、説明など、毎日多くのお客様と接する機会に恵まれました。

お客様の反応で、パンフラワーへの理解と関心を直接感じることができたのは幸いでした。

さて、今回のパンフラワー作品展
私は4点の作品を出展しました。
・ダリアとベロニカ
・クリスマスローズ
・バジルとポーチュラカ
・たんぽぽ
どれも細かい箇所まで再現し、頑張ってつくった自信作です。
とくにダリアとベロニカは、入口でお客様を迎える時に、一番最初に出会う位置なので、大きい作品を!と言われ、GWにやっと仕上がった力作なんです。
ダリアは11本。
ベロニカは7本作りました。

しかしながら、ベロニカを知っている人は少なくて、私にくる質問は
「この白い花は何?」
「トラノオ?」
の2パターンでした(笑)

べつにお客様が花の名前を知らなくたって、全然いいんです。
私がここであえてこの話題を出したのは、ベロニカとトラノオが良く似ていると言うことを言いたかったのです。
私もダリアと合わせるのにトラノオを考えたのですが、トラノオだと少し背が低いため、大きな作品を作るにはもう少し背の高い白い花が欲しくて、それでベロニカを選びました。

ベロニカは品種が多く、様々なバリエーションがあります。
私が選んだのは和名がルリトラノオという品種の花の白いタイプ。
和名にトラノオとつきますが、ベロニカはオオバコ科クワガタソウ属です。
皆さんの知っているトラノオはハナトラノオと言って、シソ科ハナトラノオ属なんです。
原産地は北アメリカのバージニア州。
ベロニカも北半球からきたので一緒かな。
しかし開花時期は少しズレます。
ベロニカは4〜11月。
ハナトラノオは8〜10月。
花の色もベロニカは青、紫、ピンク、白と多いです。
やはり別物なんですねー。
ベロニカの別名はセイヨウトラノオ、ルリトラノオ
ハナトラノオの別名はカクトラノオ(角虎の尾)

ベロニカは花穂から(虎の尾)がイメージされることからつけられたそうです。

科も属性も違うのに、花姿がそっくりってなんだか不思議ですね。

今日の写真は本物のベロニカと、私の作品のベロニカを載せてみました。
ベロニカは品種が多いので、私のベロニカはどの品種かはわかりませんが、たしかにハナトラノオに似ていると思いました。

ベロニカとハナトラノオ
ベロニカとハナトラノオ

2023/05/07

作品展の準備中

GWが終了しました。
明日から通常業務の会社が多いのでは。

伊豆の国市はGW中は道路が他県ナンバーであふれていましたが、明日からはいつもの交通量になります。

さて、今週はいよいよ三島市の三嶋大社【宝物館ギャラリー】にて
パンフラワー作品展があります。
4年ぶりなので、メンバーも気合入っているようです。

私は昨日、やっと作品か仕上がりました(笑)
予定では先月中には全部終わって、このGWは遊んでいられるはずでしたが…
先月までいろいろな用事が立て込んでいて、なかなかパンフラワーの時間がとれず、制作も進まず、気持ちだけはあせりながら何も出来ない日が続くという3月・4月でした。
こんなはずではなかったのに(T_T)
おかげでこのGWは、やむ終えない用事が二日入り、あとはなんとか制作時間を作ることができましたが、始めてみると、なんとやる事の多いことか!

改めて、私の師匠の苦労を知りました。
(少しですけど)

とりあえず出展作品はできたので、あとは販促品などの準備です。

出展作品も今回は大きいサイズなので、そのままでは車に乗せられないため、全部ばらして、会場での組み立てになります。
その数の多さ…
駐車場から会場まで、何往復すれば済むのか!
とにかく、やるしかないです。
頑張ります。

なにせ4年ぶりの作品展。
しかも、人数半分。
…内容の濃さで勝負ですね。
私の生徒さんも、初めての作品展なので、それはもう一生懸命やってくれました。
初めてなのに、大きな作品に取り組んでたくさん作ってくれました。
その気持ちがとても嬉しいし、頼もしくかんじます。
やはりこういった発表の場って、人を成長させるんだって実感しています。

今回は四日間だけの作品展で、前日に会場作りをするため、私は五日間を三嶋大社の宝物館ギャラリーに詰めることになりますが、とても楽しみにしています。

案内ハガキを出した友人知人、そしてお客様たち。
果たしてどのくらいの方々が見に来てくださるのか。
三嶋大社は土日は観光バスもはいるので、土日は大勢の来場者がいらっしゃいます。
その中で友人知人の案内もするのは大変ですが、見に来てくださったことへの感謝の気持ちが大きいので、今からもう楽しみにしております。

5/11〜14日の四日間。
10:00〜17:00(最終日は15:00まで)
静岡県三島市の三嶋大社【宝物館ギャラリー】へぜひお越しくださいませ。

作品展の準備中
作品展の準備中

2023/04/25

ワラビ採り

先週の日曜日、伊豆の国市の山でワラビ採りをしてきました。
知人の土地があり、そこで毎年ワラビ採りをさせてもらっています。
皆でワラビ採りをしたあと、山でお弁当を食べる…。
ワラビ採りとお弁当が一緒になったイベントです。
山の中で食べるお弁当は最高!
しばし休憩のあと、伊豆市の民宿でやっている日帰り温泉に入って解散というコース。
毎年の楽しみになっています。

ただ、毎年少しづつワラビ採りの日が早まっているのが気になるところ。
今年は去年より一週間早めたのですが、もう一週間早く来た方がよかったかも?
知人の土地なのですが、すでに誰かに入られた跡があるし、ワラビも育っていました。
一本シュッと伸びたワラビが良いのですが、三叉に分かれたワラビが多かったです。
もう少し早く来ていれば、もっとたくさん採れたと思います。
来年は、もう少し早く集まらなくてはと思いました。
とはいえ、天気も良く、山は気持ちの良いところ。
とても楽しい一日でした。

帰ってきてからの、ワラビの処理は大変ですが(笑)

ワラビのアク抜きの仕方は知っていますか?
ワラビには強い灰汁(アク)が含まれているため、生で食べると中毒をおこします。
ですから必ずアク抜きして下さいね。

アク抜きの方法は
・沸騰している湯に重曹か木炭を入れ、ワラビを浸して更に加熱する。
沸騰寸前で火を止めて、そのまま自然に冷めるまで落し蓋をしておく。
冷めたら水を交換して一晩さらす。

私のやり方はもっと簡単で、
たらいに入れたワラビに重曹をふりかけ、熱湯を入手落し蓋をして一晩おく。
翌朝、水洗いしたのち、水に一日つけて完全に重曹を抜く。

あとは大きなタッパにうつし、水につけて冷蔵庫で保管。
水は毎日とりかえる。
これで何日も保存できます。

蕨(ワラビ)
コバイノイシカグマ科 ワラビ属
シダの一種
世界の温帯から熱帯にかけて広く分布
平地の原野から山地に分布
日当たりと水はけの良い草原や土手、山の斜面に群生


春の味覚はまだ冷蔵庫の中にあります。
お浸し、味噌汁、炒めもの、そばやうどんにのせたり、いろいろな料理で美味しく食べています。

ワラビ採り、また来年も行けますように!

ワラビ採り
ワラビ採り

2023/04/11

花車18

4年ぶりにパンフラワー作品展ができることになりました。
「花車18」
場所は静岡県三島市大宮町2-1-5
三嶋大社の中にある
 三嶋大社宝物館ギャラリー

 午前10時〜午後5時(最終日は3時まで)
 入場無料

三嶋大社までのアクセスは
JR東海 三島駅より徒歩10分
伊豆箱根鉄道 田町駅より徒歩5分
東名高速道路 沼津ICより車で20分

駐車場料金1時間200円

4年前の1月、2年おきに開催されていたパンフラワー作品展ですが、コロナ禍により中止になってしまいました。
この4年間でスタッフや生徒さんの事情もかわり、今回の参加人数はほぼ半分になってしまいました。
そして開催期間もたったの4日間です。
(以前はいつも1月中旬頃に6日間の開催でした)
しかし、コロナ禍にあっても大好きなパンフラワーを続けていた仲間たち、先生も、みんな集まって作品を発表したい気持ちは持ち続けていました。
今やっとコロナも落ち着いてきて、5類になり、政府の対応もかわってきたことで、やっとまた発表の場をもうけられたことに喜びを感じています。

いつも1月に開催していたのですが、今回は日程をとれず5月です。
5月の開催は初めてですので、季節感を気にするスタッフは改めて練り直さなければならないことも多く、ちょっとモタモタドキドキです(笑)
私も今回は会場責任者の一人として、どうやってこの4日間をこなそうかと頭をひねっています。
ひねるばかりで、良い案がでているとは…ちょっと自信ないですが(笑)
なにせ4年ぶり!
4年前は先輩方がたくさんいて、頼り切っていましたから、今回はほんと不安です。
でも、嬉しい気持ちが大きいので、4日間をしっかり務めますね!

三嶋大社はこの辺りにしては、わりと広くて大きな神社なんです。
観光バスも入ってきます。
今の季節ですと、桜が散り始めた頃ですが、広い境内には池があり、鯉が泳ぎ、鳩もたくさん来るし、鹿も飼っています。
お散歩がてらに境内を歩くのも、気持ち良いですよ。
運が良いと神前結婚式をしている場を見れたりするし、七五三の季節はお宮参りで賑わう神社です。
三嶋大社の周りには、カフェやお土産物店などもあり、屋台も出ているし、歩いてみると楽しいですよ。

私はホームページでもインスタグラムやフェイスブックにも作品をあげていますが、パンフラワーって写真ではなかなか伝わらないと思っているのも事実です。
やはり実物から受ける感動というものがあるでしょう?
作品展で、ぜひ皆様にパンフラワーを知ってもらいたい。
三嶋大社へお詣りのついでに、ちょこっと宝物館ギャラリーへおこしいただけたら嬉しいです。
スタッフ一同、お待ちしております💖

花車18
花車18

2023/04/01

レンギョウ

4月になりました。
春の花がわぁっと咲きだして、あちこち明るい色で彩られる季節です。
花粉症の方は辛いですが、花々が美しいのは目に心地よいですね。

さて、先日は函南町で買い物をしていたのですが、道路沿いの花壇が目も覚めるような黄色でどーっと彩られていました。
はて、なんの花だろうと近寄ってみたら、レンギョウではありませんか!

レンギョウ
 モクセイ科、レンギョウ属
 別名 レンギョウウツギ
    イタチハゼ
    ゴールデンベル
 原産地 中国
 落葉広葉樹
 低木 1.5〜3m
 開花 3月中旬〜4月中旬

丈夫な性質から、日本全国の公園や道路の植え込み、寄植えの花木として広く使われています。
低木なのですが、剪定によって樹高をコントロールすることができるので、函南町の道路沿いのレンギョウは、高さが50cmほどでした。
なのに!根本か花がぎっしり咲いているのはさすがです!
木なんですよ!
幹があって、枝が伸びて、その先に花がつくのが木だと重っていた私。
剪定の技術でここまでできるのですね。
植木屋さんて凄いわ💖

とにかく、道路沿いに黄色い花がぎっしり、まるで黄色い箱が置いてあるように咲いていました。
見事です。
春が来たのを感じました。

レンギョウって、平安時代初期あるいは江戸時代に渡来してきて、当初ら薬用植物として扱われていたようです。
花のあとにできる果実は1〜2cmの卵型で先端が尖っています。
硬い殻に覆われていますが、秋には褐色に熟して2つに裂け、7mmほどの種子を拡散させます。
煎じたレンギョウの果実は漢方の「連翹」となり
利尿、解毒、腫物の消炎などに効果があるとされています。
秋になってまたこの道を通ったら、レンギョウの果実をみることができるかもしれませんね。

では、最後に花言葉を
「希望」「希望の実現」 
心弾む春に咲くことから「叶えられた希望」「豊かな希望」「予測」「期待」
一斉に咲くことから「集中力」

いかがでしたか?
レンギョウって、希望がいっぱいでしたね。
剪定に強く、切った枝を地面にさすだけで簡単に増やせるそうです。
お庭にスペースがあったら、増やしてみたくなりますね。

レンギョウ
レンギョウ