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2022/03/17

河津桜

まだ3月中旬だというのに、半袖を着ている人を見かけるほど暖かい伊豆の国市です。

先週までは河津桜の影響で、この季節の伊豆の国市の道路は土日がとても混みました。
今は河津桜もだいぶ葉桜になり、混雑も落ち着いたようです。

毎年毎年、河津桜の人気は凄いですね。

私はこの前の日曜日、山梨県まで行ってきたのですが、まだ河津桜が綺麗に咲いていましたよ。
やはり少し寒い地域では、開花も遅れるのでまだ見頃が続くのですね。

写真の河津桜は、函南町のよく通る場所で撮影したものです。
葉っぱがだいぶ出てきましたが、まだまだ綺麗でした。

さて、河津桜の由来はご存知ですか?
2月上旬から3月上旬までのほぼ1ヶ月間、河津川沿いに咲き誇る河津名産の桜は、1955年に河津町田中の飯田勝美さんが河津川沿いの雑草の中で1mほどの原木を発見し、庭に植えたことが由来だそうです。

オオシマザクラとカンヒザクラの雑種に、さらにカンヒザクラが交雑した種で、オオシマザクラ由来の大輪の花と、カンヒザクラ由来の紫紅の花弁の色と早咲きが特徴です。

東京では12月に咲いちゃう河津桜もあるようですが、野生では花粉の媒介者となる虫の活動が始まる春よりも大幅に早く咲くと子孫を残せないため、本州の野生種の桜は寒い時期には咲かない仕組みがあるのですが、河津桜は本来は本州に自生しないカンヒザクラと交雑することによって花期が早まったと考えられています。

極端な早咲きは野生では淘汰される不利な特徴ですが、河津桜のような栽培品種ではその珍しい特徴と花の特徴がむしろ好まれて接ぎ木などで増殖されているそうです。

河津の川沿いでみごとに咲く河津桜は、大切に手入れされているのですね。
とても混むのでわざわざ見に行かないけど(一度行ってこりました)また来年も咲いて欲しいと思います💖
そしていつか、河津桜もパンフラワーで作ってみたいと思っています。

河津桜
河津桜

2022/03/04

「生涯学習きっかけ作り塾」締め切り間近

2022年度 伊豆の国市のきっかけ作り塾の締め切りが近づいてまいりました。
申込期限は3月24日(木)です。

伊豆の国市の主催事業として活動できるため、たいへんお得な料金設定となっております。
今まで気になっていたけれど、どうやって始めたらいいのかわからないとか、一人で始めるのが不安だとか、自分に合っていなかったらどうしようとか、、、
いろいろ不安があったかもしれませんが、まずは始めてみないとわかりませんよね!
そんな人にピッタリなのが、このきっかけ作り塾なんです。
低料金なので、まずはお試し感覚で始めてみる。
日程も期間も決まっているので、予定が組みやすいです。
生涯学習課の「きっかけ作り塾」の名の通り、これをきっかけに自分のやりたいことにチャレンジしてみましょう!
講座はどれも初心者対象なので、上手くできなくたって当たり前なんです。
これから学んでいくのですから。
同じ興味を持った仲間同士、仲良く楽しめることが一番だと思います。

伊豆の国市以外にお住まいの方でも応募できます。

以下、前回の内容をもう一度ご確認下さい。
2022年の伊豆の国市生涯学習課が募集する「きっかけ作り塾」の講座の中に、今年もアトリエNOBUのパンフラワー教室が入りました。

伊豆の国市生涯学習課きっかけ作り塾情報誌
今年は黄色の冊子です
大仁くぬぎ会館、伊豆長岡あやめ会館、韮山時代劇場に配布されていますので、ぜひご覧になって下さいね。
私のバンフラワー教室のチラシは、伊豆長岡あやめ会館と大仁くぬぎ会館に置いてあります。

「文9 粘土で作る花 パンフラワー教室 」
日時  第2、第4 土曜日
    13:30〜16:00
会場  長岡あやめ会館 実習室
定員  8名
講師  天野
連絡先  09014164625
  出られない時は折り返し連絡します
受講料  7500円(500×全15回)
教材費  年額3100円(消耗品、道具など) 
  作品により花器代300円かかります
持ち物 作品を持ち帰るためのカゴ、または箱のようなもの。
他はこちらで準備します。

小麦粘土を使って、花びらや葉っぱを手作りした自分の花を一緒に作ってみませんか?
可愛いお花を飾りましょう。
難しい作業はないので、誰でも楽しんで作れますよ。 

応募方法は往復はがきで、伊豆の国市生涯学習課までお申し込み下さい。

ご応募お待ちしています。

「生涯学習きっかけ作り塾」締め切り間近
「生涯学習きっかけ作り塾」締め切り間近

2022/02/15

椿

前々回に山茶花にふれたので、椿のことにもふれておきたいと思います。

ツバキ科ツバキ属。
日本を代表する花木で、海外でも近年非常に人気の高い樹木です。
万葉集にも記述があるくらいで、縄文時代の遺跡からも種が発見されています。

茶花のなかでも格の高い花で、「茶花の女王」と称されていますし、木材は強度が高く質も均一なので、印鑑や漆器や彫刻にも使われます。
油は髪や肌に良いといわれ、椿油は現在でも化粧品として使われていますね。

身近な樹木ですが、5〜20mくらいまで大きくなり、
花は赤、ピンク、しろ、複色、混色とあって華やかです。
開花は12月〜4月くらいまで。
日当たりが悪い場所でも育ちますが、直射日光の当たりすぎない場所で、比較的明るい日陰が好まれます。

邪気を払う木として家の境に植えられることが多い他、神社や寺にも多いです。
日本では常緑よ植物を神聖視する文化があるので、椿を神社の御神木としている地域もありました。

よく「椿は首が落ちるようにちるから不吉」と言われますが、江戸時代に町民にも園芸を楽しむ文化が広がり、椿も町民の間に広まっていきましたが、それを阻止しようとした武家の人がこのような噂を流したそうです。
いろいろなとり方をするものですね。

私は椿を御神木としている神社に行った時、山の中の境内を歩いていて、足元に椿の花がたくさん落ちているのに椿の木をみないので不思議に思って周りを見渡したのですが、上を向いたら椿の花が見えました。
そうです、木が大きすぎて椿の木だとはわからなかったんです。
幹も太く、枝が上の方にはっていたので、花まで見えなかったのでした。
(花が落ちたあとでしたし)
かろうじて残っていた花と、下に落ちた花がなければ椿の木があるとはわからなかったと思います。
山茶花のように花びらが一枚一枚散っていたら、あんな大きな木では広く舞ってますます気が付きませんね。
首からポトンと落ちることで、存在感が増しました。
他の花とは違う憂いと優美さを感じさせる散り方も、椿の存在を高めていると思いませんか?

最後に花言葉を添えておきますね。
・控えめな素晴らしさ
・気取らない優美さ
椿の花は色ごとの花言葉もあります。
赤は控えめな素晴らしさ、謙虚な美徳。
白は完全なる美しさ、史上の愛らしさ。
ピンクは控えめな愛、控えめな美。

椿
椿

2022/02/04

生涯学習きっかけ作り塾

2月の伊豆の国市の広報はもうご覧になりましたか?
4月からの新年度のお知らせが載っています。

2022年の伊豆の国市生涯学習課が募集する「きっかけ作り塾」の講座の中に、今年もアトリエNOBUのパンフラワー教室が入りました。

伊豆の国市生涯学習課きっかけ作り塾情報誌
今年は黄色の冊子です
大仁くぬぎ会館、伊豆長岡あやめ会館、韮山時代劇場に配布されていますので、ぜひご覧になって下さいね。

私のバンフラワー教室のチラシも置いてあります。
「文9
 粘土で作るお花
   パンフラワー教室 」
日時 第2、第4 土曜日
   13:30〜16:00
会場 長岡あやめ会館 実習室
定員 8名
講師 天野
連絡先 09014164625
 出られない時は折り返し連絡します
受講料 7500円
    (500×全15回)
教材費 年額3100円
    (消耗品、道具など) 
 作品により花器代300円かかります
持ち物は作品を持ち帰るためのカゴ、または箱のようなもの。
他はこちらで準備します。

小麦粘土を使って、花びらや葉っぱを手作りした自分の花を一緒に作ってみませんか?
可愛いお花を飾りましょう。
難しい作業はないので、誰でも楽しんで作れますよ。 

応募方法は往復はがきで、伊豆の国市生涯学習課までお申し込み下さい。

ご応募お待ちしています。

生涯学習きっかけ作り塾
生涯学習きっかけ作り塾

2022/01/24

山茶花

先日、沼津市へ出向いた先の路地際に複色の山茶花が咲いていました。
赤と白の花びらの組み合わせって大好きです。
でも、パンフラワーとして作るのは難しいですね。
私も作ったことがあるのですが、満足な作品には仕上がりませんでした💦
まだまだです…。
またトライしなければ!

なんて、赤白模様の山茶花をみると思い出しましたが、今思うとあれは山茶花だったのか?
椿だったのか?

今日は山茶花と椿の見分け方についてお話します。

山茶花の開花時期は10〜4月。
椿は12月からですので、山茶花の花の方が先に見られます。

花は雌しべが椿のように筒状にはならず、花も平たいです。
そして散る時は椿のように首からポトッと落ちないで、花びら一枚づつ散っていきます。

葉は椿に比べて小さく、葉の縁には深いギザギザがあり、厚みもあります。
葉の裏を見ると葉脈にそって毛が生えています。
椿の葉には毛が無いし、縁のギザギザもなく、あっても浅いです。

山茶花はよく見ると枝にも毛があります。
椿と同じツバキ科ツバキ属の常緑樹ですが、育っても低木で5m位までです。
椿は20m位まで大きくなったりするのもあります。

見分け方、なんとなくわかりましたか?

冬の花の少ない時期に、葉っぱが茂り、花をたくさんつける山茶花は目立ちますね。
伊豆の国市では、よく家の垣根として植えている家が多いです。
たいがいピンクの花をつけている山茶花が多いので、山茶花はピンクだけかと思っていました。
だから白や赤や複色の花は椿かと(笑)
実は違っていたんですねー💦
沼津市で見かけた山茶花をよく観察してわかりました。

山茶花の花びらには、陰干しして乾燥させてから煎じて飲むと、滋養強壮や胃腸を整える機能があるとのこと。
その場合には、10gの乾燥花を500ccのお湯に入れて半分まで煮詰めたものを、一日一回飲むと良いそうです。

新鮮な葉には消臭・殺菌作用のあるタンニン。
抗炎作用のクロロフィルが含まれているので、すり潰して傷口に塗ると傷が早く治るそうです。

山茶花が民家の敷地に多く植えられているのは、先人たちはそういった効果を知っていたからかもしれませんね。

山茶花
山茶花