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2021/10/09

トランペットフラワー

伊豆の国市は10月というのに残暑厳しいです。

日中の暑いさなか、三島市の市街を歩いていたら、とっても目立つ黄色い大きい花!
トランペットフラワーをあちこちに見つけました。
こんなに植えてあったのかと驚きました。

一般的にトランペットフラワーと呼ばれているのは、エンジェルストランペットという花で、ナス科の別名キダチチョウセンアサガオです。

大きなラッパ状の花がぶら下がるように開花する熱帯食物。
この残暑厳しい静岡県とは相性が良さそうですね。
暑さにも強いし、寒さにも比較的強いので庭植えが多く見られます。
トランペットフラワーの性質上、鉢植えでは大株に仕立てられないので花が楽しめないし、風で倒れやすいから庭植えがオススメのようです。
庭植えして大株に育てると、一度に50〜100輪の花が咲くこともあるそうです。
凄いですね!
見てみたいものです。

しかしこのトランペットフラワーは毒があるので気をつけないといけないです。

花、葉、茎、汁…全ての部分に強い毒性があるため、一定以上を摂取すると
嘔吐、瞳孔拡大、呼吸困難、めまい、けいれん、せん妄、頭痛などの症状を引き起こします。
みかけの立派さに、ついつい近づいてしまいますが、実は危険だったのですね。

江戸時代は手術の麻酔薬として使われていたこともあるほどですから、取り扱いはとても注意が必要です。
・傷口から毒が入ることもあるため、手に傷がある場合は手袋をすること。
・果実やつぼみがオクラに似ているため、近くでは野菜を栽培しないこと。
・汁が肌や目に付着しても危険なので、飛ばさないようにすること。
などなど、しっかり理解した上で手入れしないとならないそうです。

取り扱いは注意が必要ですが、増やし方は非常に簡単です。
4月〜8月(に枝を10〜30cmに切って用土にさすだけで育つそうです。
なんだか挿し木をしてみたくなってしまいますね。

伊豆の国市でも三島市でも、私が見かけるトランペットフラワーは黄色ばかりですが、他にも白、ピンク、オレンジ色もあるようです。
開花時期が5月〜11月までと長いので、またどこかで見られるといいなぁ。

最後に花言葉を記載しますね。
「愛嬌」「愛敬」
「偽りの魅力」「あなたを酔わせる」
だそうです。
幻覚作用のある毒性は、花言葉にも影響しているんですね。

トランペットフラワー
トランペットフラワー

2021/09/29

ポーチュラカ

一昨日、伊豆の国市の小学校の前を歩いていた時、花壇にポーチュラカがたくさん植えてあるのを見て
…いいなぁ…と思い、しばらく眺めてしまいました。
 なぜ、…いいなぁ…と思うのかは、私が自宅の庭のポーチュラカを育てきれなかったことにあります。 
花は好きだけれど、育てるのは苦手な私。
 自宅の庭にはなるべく手のかからない花ばかり植えていました。
 ポーチュラカは5月〜10月までと開花時期が長く、たいへん暑さに強くて乾燥した場所でも鮮やかに咲き続けるため、強い子だと思いこんでいたのでした。
  夏に強くても、冬にはとっても弱かったのですね。 
  庭のグランドカバーとしてたくさんポーチュラカを植えて、白、黄色、ピンク、赤、オレンジ、複色の綺麗で可愛らしい花を楽しんでおりました。
 やがて冬が来て、春、夏になってもポーチュラカはいっこうに現れない。
 いや、オレンジ色のを2 , 3 見つけただけでした。 
えー!今年は咲いてくれないの(T_T)
なんて思って調べたら、ポーチュラカの地植えは日本では越冬が難しいとあるではないですか! 
そーか、そーだったのか…
鉢にすればよかった。
  以前はポーチュラカが鮮やかに咲いていた場所には、すでにアイビーが進出してきて、もう場所を確保するのも面倒なのでポーチュラカは諦めました。
  今、地植えで咲いているポーチュラカは、今年植えたものなのですね。
 そういえば、私の三島市のお友達の家のポーチュラカは、いつもよく陽のあたる室内の窓辺にいたっけ。 
ポーチュラカの花言葉は
「無邪気」「いつも元気」

いつも元気は夏限定でした。

  ところで、ポーチュラカとよく似ている花にマツバボタンがあります。
 同じポーチュラカ属で、開花時期も性質もそっくりです。 
見分け方を知っていますか? 
葉っぱで見分けるんですよ。
 ポーチュラカの葉は肉厚で平べったいですが、マツバボタンは針のように細い形です。 

ポーチュラカの名前の由来は、カットすると白い液が出るため、ラテン語の「持ち運ぶ porto」と「乳 lac」がかけあって由来になったと言われています。

最後に私のボケを告白します。 
ポーチュラカをずっとポーラチュカと言っていました。
 あのハンガリー民謡「歌おう楽しいポーレチケ」は誰もが子供の頃に歌ったことがあるでしょう? 
そのポーレチケをポーラチュカと歌い覚えていて、ポーチュラカもポーラチュカだと思っていて、ポーチュラカを見つけるとつい
「さぁ楽しいポーラチュカ ポーラチュカ ポーラチュカ
歌いましょうランラララ
踊りましょうランラララ…」
と口づさんでいたのです。
 はぁ〜人前で歌わなくて良かったです(笑)

ポーチュラカ
ポーチュラカ

2021/09/21

彼岸花

秋のお彼岸の季節。
私も沼津市にあるお寺へお墓参りに行って来ました。

お彼岸、お墓参り、と言えばヒガンバナですね。
はい!
お寺にもたくさん咲いておりましたよ!

ヒガンバナ科ヒガンバナ属 中国原産。
多年草の球根植物で、夏の終りから秋に花を咲かせます。

30 cm〜50cmの長い茎に大きな花。
節も葉もなくシュッと咲いていますが、葉は花が枯れた後に出てくるんです。
だから、葉がない状態で花が咲いているわけです。
寒い冬〜春に葉がしげり、花をつけない寒い季節にしっかり栄誉を球根に貯えるところが、他の食物と違いますね。
そして毒もあります。
花、茎、球根と全部に毒があり、口に入ると吐き気や下痢をおこし、ひどい場合は死んでしまうこともあるそう。
触れるくらいは問題ないですが、毒があるって知ってしまったら触れないですよね(-_-;)

毒があるので、ヒガンバナの別名は不吉なものも多いです。
曼珠沙華、リコリス、狐花、剃刀花、幽霊花、地獄花、死人花、墓花…
1000以上の呼び名があると言います。
英名はレッドスパイダーリリー、ハリケーンリリー、レッドマジックリリー
こちらはカッコイイですねw

花言葉は色によって違うのですが、一般的な赤では
悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱など。

ヒガンバナはお墓や土手、畦道に咲いてることが多いですが、これは人の手によって植えられたそうです。
ヒガンバナは種をつけないので、球根の株別れによる地続き繁殖もあるのですが、毒性を利用してモグラやネズミから稲や野菜などの農産物を守るため。
野生動物から遺体を守るために植えられたようです。
「彼岸花」の名前の由来はたやすく想像できますね。

ミステリアスで強烈で、でもなんとも華やかなヒガンバナは、たいてい群生して咲いている所が多いので、秋の風物詩として見応えあります。

伊豆の国市では狩野川さくら公園にも、たくさんヒガンバナが咲いていますよ。
よく前を通る三島市のお寺の入口も、ヒガンバナがギッシリ咲いていました。

ヒガンバナは輪生状に外向きに花が並んで、花弁は大きく反り返って、雌しべと雄しべがたくさん出ていますよね。
一体何本出ているのか数えてみました。
花は6個で、雌しべ雄しべが合わせて42,3本くらい…。
くらい…と言うのは、細いしたくさんあるので、途中でよくわからなくなってしまったからです(笑)
触ったので、ちゃんと手を洗いました。

彼岸花
彼岸花

2021/09/14

来宮神社

先週のブログで「町立湯河原美術館」について書きましたが、実はそのあと「来宮神社」にも行ってきたんです。

湯河原から熱海へ。
ほんの20分〜30分くらいだったと思います。
小雨が降ってきましたが、来宮神社には若い参拝者が多く見受けられました。
今、熱海は若者に人気の街だそうですが、納得です。

来宮神社って、オシャレですよね。
規模としては三島市の三島大社みたいに広くないですが、こじんまりした神社は建物も綺麗で、カフェもあり、森林浴感のある場内と、パワースポット。
お詣りするだけではなく、お茶しに来ても良いような素敵な雰囲気です。

来宮神社といえば、来福・縁起の神として古くから信仰されています。
そして一番の人気は国指定天然記念物に選定された御神木の「大楠」
樹齢2000年を超え、全国2位の巨木の認定を受けています。
古来から大きな木、岩、滝など、巨大な自然創造物には神々が宿っていると信じられ、祭祀を行い、感謝し、祈りを捧げる風習がありました。
大楠はその姿から子孫繁栄・国家の弥栄を象徴しているともいえ、この大楠のように長寿でいつも厳然として物に動せず、ひたすらに正しく生きる道に徹することができたならばと、参拝者はあとを絶たないそうです。

若い人達の間ではパワースポットとして人気があり
・幹を一周廻ると寿命が1年のびる伝説。
・心に願いを秘めながら一周すると願い事が叶う伝説。
などが人気だそうです。

さらに併設されているカフェでは、ご当地タピオカサイダーとかの楽しい飲み物も揃っています。
私は健康長寿・心願成就より、こちらの方が興味ありましたね(笑)
観光ついでに気軽に立ち寄れる癒やしのパワースポットという印象。
落ち葉で作ったハートも可愛かったです。

来宮神社
来宮神社

2021/09/08

町立湯河原美術館

先週は小雨の降るなか、神奈川の湯河原町にある「町立湯河原美術館」へ行ってきました。

温泉街を抜けるとすぐにその建物はあります。
日本画家の平松礼二の企画展をやっていましたが、この美術館にはもともと平松礼二館と平松礼二アトリエが常設されており、平松礼二の素晴らしい日本画を堪能できます。

平松礼二画伯とは、
1941年東京生まれ。
国内外の多くの美術展に入賞されています。
2000〜2010年まで「文藝春秋」の表紙絵も担当しており、誰でもその絵はどれかは見たことがあると思います。
2017年にこの町立湯河原美術館の名誉館長を就任されました。

コロナ禍なのと天気が良くないせいか、その日の美術館はすいていて、平松礼二画伯の日本画をゆっくりじっくりマイペースで鑑賞できました。
作品は富士、桜、睡蓮などなど自然をモチーフにしたものが多く、日本画に詳しくない私でさえその素晴らしさに感動です♡
この美術館に訪れて良かったと思えるひとときでした。

美術館は川や山がすぐそこにあり、この季節なのにセミの鳴き声が凄かったですよ(笑)

そして、ミュージアムカフェもあり、ランチはヘルシーな豆腐料理。
おしゃれで綺麗なカフェです。

ランチのあとはお庭の散策。
そんなに広くないので、ラクに楽しめました。
ちょうど雨があがったので、池を覗くと黒、赤、金、紅白の錦鯉も泳いでいました。
もみじの木がたくさん植えてあるので、紅葉の季節は素晴らしいと思います。

湯河原の温泉街を車で走って来たのですが、とても落ち着いた雰囲気の素敵な街ですね。
山があり川があり、老舗のホテルや旅館が立ち並んでいるのですが、箱根のような混雑はなく落ち着いた雰囲気の温泉街。
どちらかというと、伊豆市の修善寺町の温泉街の雰囲気に近いです。
伊豆市よりずっと大きいですが。
三島市のげんべい川のようなせせらぎもあります。

また訪れてみたい美術館でした。
次は紅葉の季節に行ってみたいな。

町立湯河原美術館
町立湯河原美術館