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2024/03/03

今昔ひな祭りあれこれ

今日はひな祭りです。

と言っても、今朝そのことに気がついて、慌ててアトリエからパンフラワーの小さな雛人形を出して飾りました💦

うちは女子は私だけなので。
先月から諸用で落ち着かない日々をおくっていたので、雛人形のことがすっかり頭から抜け落ちていました。
飾って早々にしまわれる雛人形も可哀想ですね。

ひな祭りは3/3が固定してますが、4/3がひな祭りという地域もあるようです。
今はどうか知りませんが、山形県河北町の旧家では、立派な雛人形を飾って皆に見せる習慣があったそうで、内裏雛は赤ちゃんくらいの大きさの物もあったとか。
それを飾る部屋も天井を特別に高くしてあり、さすが昔の旧家ですね。
今でもそのような家が残っているのでしょうか気になります。

他には群馬県上野村では昭和初期頃、4/3はおひながゆという行事があり、川原にシロという石積の囲いを築き、雛人形を飾ってその中でご飯を食べたり遊んだりする風習があったそうです。
男の子もそうやって遊び、ご飯も自分達で作るのだとか。

茨城県は3/9鹿島神宮の祭頭祭では昔、少年少女が長い棒を組み合わせる行事で、少女は人形をおぶって参加したりがあったそうです。

3/3に限らず子どもの成長や安全を願うお祭りや行事は、いろいろなかたちで古くからあったのですね。
今も見られる「流し雛」もそうした行事のひとつで、木や紙で作った人形に、自分の体についているかもしれない悪い病気などを移して川に流すことをさします。
ひな祭りはそうした行事の変化したものかもしれませんね。

ひな祭りに絡めてお話ししたいことがもう一つあります。
3/8は「国際女性の日」
世界では女性のエンパワーメントやジェンダー平等の社会実現に向けたパネルディスカッション、朝食会、イベント、デモ行進などの活動が数多く行われているそうです。
欧米では、春の象徴であるミモザの花を男性が女性に贈る風習もあり、男女共同参画社会にたいする考え方や価値観やお祝いするかたちは国それぞれですが、日本はどうなのでしょうね?
ジェンダーギャップ指数2023において日本は主要先進国最下位の146カ国中125位だそうです。
かなり低いんですね。
日本の女性の地位の低さや生きづらさはじゅうぶん感じていますが、数字であらわにされると哀しくなります。
ひな祭りをお祝いする気持ちは、老若男女とも同じなのではないでしょうか。
これからの若い人が健やかに、幸せに過ごせる未来を願ってひな祭りをお祝いしたいです。

今昔ひな祭りあれこれ
今昔ひな祭りあれこれ

2024/02/21

パンジー制作中

今、パンジーを制作中です。
去年、お正月飾りをご注文いただいたCSサロン様から再度の発注で、今度は春から夏にかけてお店に飾るパンフラワーが欲しいとのこと。
新しくオープンしたサロンに続けて飾らせていただくなんて、とても光栄です。

年末に納入したお正月飾りは、松と紅白の椿をオフホワイトの器に入れてお正月感を出したパンフラワーで、大きさは40cmくらいのサイズ。
今回はそれくらいの大きさか、もっと小さなサイズで2箇所に置くかのどちらかで話し合ったところ、小さめの器で2箇所にということになりました。

わくわくするような化粧品が並んだ棚を、優しく華やかな花で飾りたい。
そんな要望をかなえるパンフラワーを考案してみました。

春や夏は花の季節。
選ぶ花はたくさんあるのですが、小ぶりで商品の棚を引き立てるとなると、パンジーかな。
私がパンジーが得意なこともありますが、パンジーは花の色の種類が多いので、いろいろなイメージをつくりやすいです。
それに、誰もがみたことのあるポピュラーな花。
お客様にも親しみを持っていただけそうです。

花の種類が決まったら、いける花器を捜します。
幸い手元に丁度よいサイズの器がありました。
ベージュにゴールドのペイントで、可愛らしいクマがデザインされた愛らしい花器。
パンジーを飾るのにもピッタリです。
パンフラワーを入れるのに、花と器の相性はとても大事!
どんなパンフラワーでも、器が合っていないと良く見えません。
器選びは重要なポイントです。
なおかつ予算に応じて決めるので大変(笑)
今回は同じ花器に、花色の違うパンジーを作っていけこむことにしました。

パンジーはスミレ科スミレ属。
開花時期は10月から6月くらいと長いので、長く楽しめますね。
色も白、黃、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、茶、黒、複色…幅広いです。
パンジーの模様がパンセ(考える人)に似ていることからパンジーと名前がついたそうですが、園芸種が多く開発されて、模様のないパンジーもたくさんあります。
綺麗な花色と、ヒラヒラした花びらが可愛くて、誰からも愛されるパンジー。
私は今回、黃、オレンジ、ピンク、紫色で作っています。
つぼみや半開きの花も加えていくつか作ってから、一番良くできた作品を選んでいけこみます。

花と同時に葉っぱもたくさん作っています。

納期があるので、手順にそってどんどん進めなくては💦
私は花を作るのも好きですが、作ったパンフラワーをいけこむ作業もとても好きです。
作りながらいけこむことを考えて、楽しみながら製作しています。

完成したらインスタ、フェイスブック、Xにアップしますので、また見て下さいね。

パンジー制作中
パンジー制作中

2024/02/12

背の低いクリスマスローズ

クリスマスローズといえば、名前の通り「クリスマスの薔薇」
冬から早春にかけて咲くという、花が少ない冬の時期に貴重な華やかさをイメージします。

しかし実際には、うちの庭のクリスマスローズはクリスマスの季節には葉っぱだけ。
今年は1月の終わり頃に白いツボミが一つだけ出てきました。
そして今は紅色のツボミがちらほら出ています。
今年もちゃんと咲いてくれるかしら?
と気にしていたので、やっとツボミを見つけてホッとしているところです。
なにぶん北側で、日照時間の少ない庭だから仕方ありませんが、花が咲くのは伊豆の国市のどこの庭より遅いと思っています。
おまけにすぐそばにランタナがあるので、ランタナの開花が長い分、余計にクリスマスローズの葉っぱに日の当たる時間が少なくなりますね。
ランタナがとても大きいので、クリスマスローズの根のはるスペースも少ないのではないでしょうか。
その証拠に、今年のクリスマスローズは過去最高に背が低いです。
もう何年も前ですが、最初は鉢植えのクリスマスローズを買ってきて、花が終わったあとに庭に地植えしてみたのが始まりです。
放っておいても花が咲いてくれて(実際には、花と言っているところは萼ですが💦)いつの間にか数も増えてくれて、毎年少しづつ冬の庭が賑やかになっていくのが楽しみなんです。
でも、こんなに背が低いクリスマスローズは初めてです。

このコたちだけ?
あとからでてくるコたちはどうなんだろう?

この疑問の答えは今はわかりません。
寒い2月が終って、少し暖かくなる3月には、もっとたくさんのクリスマスローズが咲くはずなので、その時を楽しみにしています。

庭のクリスマスローズはまだこれからですが、私のアトリエにはパンフラワーのクリスマスローズを飾りました。
去年の作品展に出品した額ぶち入りのクリスマスローズを、別の小さな額2つに入れ替えて飾ってみました。
隣にはパンジーの額も作り、あと、いちごのリースを作って一緒に飾ればインスタにポストしようと思います。
今月中にポストできるかな。
今ひとつオーダー品を手掛けているため、なかなかインスタ更新できていません。
もう少し、お待ち下さいね。
いつもご訪問、ありがとうございます💖

背の低いクリスマスローズ
背の低いクリスマスローズ

2024/02/04

三渓園

先月、横浜市本牧にある国指定名勝の「三渓園」へ行ってきました。

1月なので花は少なくて、それでも水仙、サザンカ、梅(白、紅)はあちこちに咲いていて、マンリョウやアオキの実も発見しました。
冬は花が少ないので、少しの花も目立ちますね。

庭園はとても広いため、限られた時間内(明るいうちに帰りたい)では全部回れなくて、奥の方は探索できなかったのですが、ボランティアのガイドさんにお願いして建造物の説明を聞くことができました。
ほぼ1時間の案内なのですが、個人で見てまわるのとでは情報量が大きく違うのでとても楽しかったです。
せっかく伊豆から来たのだから、いろんな発見をして帰りたい!
そんな欲求を満足させてくださる素敵なツアーになりました。
皆さんも「三渓園」へいらっしゃることがありましたら、ガイドさんについて歩くことをお勧めします。
その日は11:00と13:30に複数のガイドさんが園内の立て看板の前に立っていて、声をかけていたためお願いすることができました。
私達4人のグループの他はカップルの2名しかいませんでしたが、多すぎず、歩くのにもちょうど良かったですよ。
ボランティアなので無料だったのも嬉しい。
各所に建てられている建造物の歴史や見どころなど、奥深いお話を聞きながら眺める景色は、より素晴らしいものとなりました。
ガイドさん、ありがとうございます💕

ガイドさんによる園内の案内も終わり、残り時間に資料館の中を見て回ったり、茶屋でお団子を食べながら休憩したり、あいにくの曇り空にもかかわらず楽しい時間を堪能できました。

つぎは蓮の季節に行きたいな。
大きな蓮池いっぱいに蓮の花が咲いているところが見たいです。
春から夏は、色とりどりの花でいっぱいになるのでしょうね。

今回、行きは箱根新道を通って神奈川に入り、普通の道を使って「三渓園」に行きました。
箱根新道は思いの外、下り坂と急カーブで怖かったので、もう使いたくありません💦
箱根や海沿いの景色も楽しみながらのドライブを期待して走ったのに、山の中はかえって緊張してしまいました。
その分、町におりた時はホッとして、サザンの曲をかけたりして(笑)
帰りは東名高速を使って、あっという間の1時間半でした。

夏になったら陽ものびるし、道路が凍る心配もないので、もっとゆっくり遊べますね。
またドライブをかねての花見をしようと思います。

三渓園
三渓園

2024/01/22

元気なローズマリー

こんにちは。
皆さん、ローズマリーは好きですか?

ローズマリーはシソ科 マンネンロウ属
地中海沿岸地方が原産の常緑性低木
食用から化粧品まで、幅広く利用されているハーブです。
非常に強健で、乾燥した痩せた土地でも育つし、強風にもよく耐える性質を持っています。

と言うくらいの丈夫なハーブなので、うちの庭にもいます(笑)

ただ、今年はなんだかとても元気なんです!

あまり花をつけないタイプだと思っていたのですが
この1月にすでに花盛り💕
北側の庭に4本植えてあるのですが、いつも花をつけるのは一番日当たりの良い1本だけなのに、今は1本が花盛りで、残りの痩せた3本までも蕾をいっぱい付けているのです。

どーしちゃったんだろう?
暖冬のせいかしら?

理由は不明ですが、この冬に小さくて綺麗な薄紫色の花を見れるのは嬉しいです。

ただ一つ、困ったことがあって…
私は鶏肉を焼く時に、ニンニクが無い時は庭のローズマリーを切って香り付けをするんです。
熱したフライパンに油をひいて、鶏肉を並べ、塩コショウして、ローズマリーの枝をバサっと置いたら蓋をして焼き上げます。
肉をひっくり返すため鍋蓋を取ると、むぁ~っとローズマリーの爽やかな香りがキッチンに広がります。

さて、そんなわけで久しぶりにローズマリーを切りに行ったら、どの枝も花や蕾がをつけているではありませんか!!
いつも適当に4本くらい切ってくるのですが、花がついているのは勿体なくて切れません。
でも、蕾がついているのも勿体なくて切れませんでした。
こんなに蕾がつくのは初めてです。
痩せた3本のローズマリーから香料として使っているのに、どの枝もたくさん蕾がついていて、これらが花開いたらさぞかし綺麗だろうと思うと、なんでニンニクきらしてしまったんだろう〜と後悔しました(笑)

それでもなんとか蕾のついていない枝を探して、フライパンの中に投入しましたが、香りはイマイチ💦
やはりやせ細って葉っぱもまだらな古い枝は、香りもあまり出ないのですね。
でも、チキンソテーは美味しく食べました。

今年の冬は、ローズマリーが楽しみです💖

元気なローズマリー
元気なローズマリー