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2024/07/24

亜竜木

亜竜木という植物を知っていますか?
今流行りの多肉植物、珍奇植物に分類される有棘植物です。
ディディアレア科 アローディア属
原産地 マダガスカル南西部
別名 アローディアプロセラ

 亜竜木と言うだけあって、第一印象が竜でした(笑)
細い1本の木(木というより枝みたいな感じ)に硬くて鋭いトゲが、木を覆うようにぐるぐるはえています。
ちょっと、竜が登っているようなイメージ。
 マダガスカル南西部に自生するのですが、マダガスカル以外では存在しないそうです。
こうやって日本にも持ち込まれ、多くのガーデンショップで売られていますが、貴重な品種なのですね。
自生地では20mにも育つものがあるそうです。
マダガスカルでは亜竜木に似た多肉植物がたくさん生えるエリアを「棘の森」と呼んでいるとか。
想像すると、ちょっと怖いです。
うっかり転んだり触ったりしたらケガをしそうで危険かも。

 さて、なんでうちにその亜竜木があるのかというと、生育を頼まれたのです!
一人暮らしをしている息子がいっとき観葉植物にはまり、あれこれ買い求め育てていたようですが、育てきれず…
枯らしたり…
瀕死の状態になったり…
そうなると私のところに持ち込んで来るのですよ!
最初の頃はその場で土を入れ替えたり、大きい鉢に移し替えたりを一緒にしたのですが、いつの間にか預けていくようになり、この亜竜木も復活させたものの、引き取りに来ないので、もうこれはうちの子になってますね!!

 この亜竜木は最初はやせ細った1本の木(30cmくらい)だったのですが、土を入れ替え、3カットして挿しておいたところ、背が伸びて、この春からは葉っぱもつき、観葉植物として見栄えがよくなりました。
日の当たる室内で温度管理して、土が乾いたらたっぷり水をあげる。
それしかしていないのに育つって、植物の生命力には本当に感激します。
初めて見たときは棘しかついていなかったのに、今では木の表面も肉厚になり、元気な怖い棘がいっぱいついて、楕円形の可愛い葉っぱもいっぱいついて、見ていて飽きません♡

自分で育てた植物が元気にそだっているって、とっても嬉しいですね。
この鉢のサイズだと、どのくらいまで大きくなるのかな?
あんまり背が伸びたら、またカットして挿し木で増やすつもりです。
そしてうちに「小さな棘の森」ができたりして(笑)
うっかり触らないように気をつけなくちゃ(笑)

亜竜木
亜竜木

2024/07/13

ツバメの巣

日常生活の中でよく見かける鳥といえば、カラスとハトかな。
スズメは子供の頃はよくいましたが、今はあまり見かけません。
たまにうちの庭に来てくれますけど。
他の鳥が来ている時もありますが、人の気配を感じるとすぐに逃げるので、ぱっと見だけではどんな鳥なのかわからないし、だいたい私は鳥の名前に詳しくないです(笑)

なんでいきなり鳥の話かというと、私の友人が住んでいるマンションに、つばめが巣を作ったのです。
三島市の山の方に住んでいるのですが、つばめが来たのは初めてだそう。
コンクリートの自転車置き場の隅なので、通る時は気をつけないと糞が落ちてきます(笑)

つばめの巣はよく見ますね!
近くのスーパーの駐車場や、病院や学校、温泉施設の露天風呂にあった時は、下に糞が落ちないように板でガードが設置されていました。

カラスの巣があると役場に連絡して駆除してもらいますが、つばめの巣はけっこうそのままにされています。
つばめは春からなつにかけて日本にやってきて、子育てが終わる秋には南へ渡ってしまうことがわかっているのと、日本では古来より益鳥として親しまれているからなんでしょうね。

なんで益鳥かと言いますと、穀物などを食べずに害虫だけ食べてくれるからです。
なんと、羽虫やトンボなどの羽の生えた虫を1日に100匹も食べるとか。
子育て中のつばめが食料調達に忙しいわけですね。

つばめが人間に親しまれているのは、民家に巣を作る習性があるせいでもあります。
つばめは寒さに強い鳥ではないため、雨に濡れて、冷たい風に吹かれて身体が冷えるのを防げます。
ヘビやカラスは人の多いところを避けるので、外敵から身を守れます。
民家がある所はエサも豊富です。
それに春から夏にかけて日本は虫が急激に増えますし。
糞が下に溜まるのは困りますが、つばめの巣から赤ちゃんつばめが顔を出している姿はとても可愛らしいですね💕
餌が欲しくて親鳥を待つ姿や、親鳥が帰ってきてピーピー鳴いて喜ぶ姿も可愛い💖
だから人間は暖かい目で成長を見守ってしまうわけです。

でも、一度巣をつくると、翌年も来ちゃうんです。
去年の秋に子供を育て上げ南にわたったつばめのオスは、他のツバメに巣を奪われてしまわないように、メスや若いツバメよりも早く日本にやって来て去年の巣へと向かいます。
そして巣の修繕作業を進めながらメスを待ちます。
メスが飛来してオスと無事に再会すると、メスが中心となって一緒に巣作りをするという生態なんですって。
待ってもメスが現れなかったり、他のオスに巣を乗っ取られていたらどうするんだろう?
なんて余計な心配をしてしまいました。

ツバメの赤ちゃん、みんな無事に大きくなって、一緒に飛び立てるといいですね。

ツバメの巣
ツバメの巣

2024/07/02

紫外線対策グッズ

伊豆の国市は梅雨の真っ只中で、毎日雨が降ったりやんだり。
晴れたかと思えばすぐに曇るし、でも湿度が高く蒸し暑い不安定で不愉快(笑)な季節です。

6月はたまに雨の日が涼しいと感じましたが、7月はそうはいきませんね。

雨がふっていても、曇の日でも降り注いでいるのが紫外線。
ちょっと難しい話ですが、調べたところによると、
紫外線とはいつでも出ている「電磁波」の一種なのだそうです。
電磁波の波長が短いもの(10〜400ナノメートル)の総称で、私達人間が【色】として感じることのできる「可視光」は紫外線よりも波長が長く、大体400〜700ナノメートルで、
紫外線よりも波長が短くなればX線、Y線になり、可視光よりも波長が長くなれば赤外線になるそうです。
その中でも紫外線は
{化学的作用が著しい電磁波}であり、
殺菌消毒作用、人体に照射された場合のビタミンD合成、生体の血行、新陳代謝促進などのプラス面!
日焼け、DNAへのダメージ、皮膚ガンの可能性などのマイナス面!
こういった作用があるのが紫外線なのだそうだす。

紫外線はUV-A波とUV-B波がありますが、
UV-Aは雲を突き抜ける性質があり、窓ガラスも通過して、錯乱や反射もするので、曇っていてもあなどれません。
肌のハリをなくし、黒くします。
UV-Bはよく言う日焼け、やけど。
肌を赤くし、腫れたり、メラニンを増やしてシミ・ソバカスの原因になります。
どっちも嫌ですね!

紫外線は快晴の日を100%とすると、薄曇りで80%、曇り60%、雨の日30%
という具合にいつでも降り注いでいます。
時間帯でいったら、9:00〜15:00が一番強いです。

もう日中は紫外線対策がかかせませんね。
私も外へ出る時は必ず顔と首にUVカットクリームを塗りますが、ベタベタするのが嫌なので、腕と手はカバーをつけます。
カバーはたくさん持っていますよ(笑)
・腕と手の甲まで繋がった手袋
・腕と手の甲が繋がって手のひらがないの
・腕のみ
・手の甲までの手袋
・指まで入った手袋
・指先がない手袋
色も黒やグレーで、素材は綿やポリエステル。
でも最近一番のお気に入りは、腕のみのタイプと、手の甲までの手袋を組み合わせて使うことです。
場所や暑さ寒さに対応できるのが気に入っています。
素材もポリエステルなので、綿より紫外線対策効果が高いです。

去年は室内での日焼けを防ぐために、家の中でもUVカットクリームを塗っていましたが、今年からは窓ガラスに紫外線カットシートを貼ったので、室内ではベタベタするクリーム(エッセンス、ローションなどもあります)を塗らずに済んでます。

若い頃は日焼けとかあまり気にならなかったのですが、時代とともに紫外線の害が言われるようになり、美白なんて言葉も出来て、紫外線はすっかり嫌われ者になりましたね。
たしかに若い頃の日焼けの影響で、シミが続々とでてきます(T_T)
もうこれ以上、日焼けしないように、これからも頑張ります。
皆さんも、美しい肌を守って下さいね!

紫外線対策グッズ
紫外線対策グッズ

2024/06/22

ヒメイワダレソウ

東海地方が梅雨入りしました。
伊豆の国市も雨がふったり、晴れたり、週間天気予報に頼っていると、情報が変わってがっかりすることもあります。

でも雨の日が多いと、庭の水やりが減って助かりますね。
雨が降るたびに、草花が開花したり、増えたりして嬉しいのですが、そのぶん雑草も増えます(T_T)

私は庭のグランドカバーにアイビーとヒメイワダレソウを植えているのですが、今、ヒメイワダレソウの花が咲いていてとても可愛いんです💕

ヒメイワダレソウ
クマツヅラ科 イワダレソウ属
原産地 南米
耐寒性&耐暑性が強い
4月〜11月まで咲く四季咲き性

1cmほどの白やピンクの小花がとても可愛らしいヒメイワダレソウですが、実は環境省被害防止特定外来種リストの中の重点対策外来種にリストアップされているんです。
こんなに可愛らしいのに、なんだか哀しくなりますが、土を選ばない繁殖力の強さと、踏みつけにも強いことから、なるほどなぁという気もします。

冬枯れするので花がらが目立ちますが、冬は他の植物も枯れてくるため、あまり気にせず処理しています。
それよりカメムシがつきにくい「ハーブ系植物」としての魅力の方が勝ります。
 花には種や実ができない。
  ↓
 食害しようとする虫が寄ってこない
  ↓
 庭がヒメイワダレソウで覆われる
  ↓
 他の雑草が生えにくくなる
  ↓
 害虫予防につながる
と言った具合。

たしかにこの繁殖力の強さは雑草の抑制になっていますね。
水も肥料も基本的に必要ないので、コストもかかりません。
ただ、植え付け場所を考えれば、重点対策外来種だなんてことは気にならないのでは?
ちなみにうちの庭では、ヒメイワダレソウよりアイビーの方が繁殖してしまいまして、そっちの処理の方が労力を使っています。
なんとかしなきゃ(^_^;)

では最後にヒメイワダレソウの花言葉
「誠実」
「絆」
「私のことを思って下さい」
小さくて可憐な可愛らしい花にぴったりな花言葉ですね。

ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウ

2024/06/10

ひまわり

先月、お客様からオーダーいただいたひまわりが完成しました。
パンフラワーは、まず油絵の具で色を付けた粘土で花芯または花を作り、粘土が乾いたら油絵の具で色を塗って、絵の具が乾いたら粘土でガクを作り、ガクが乾いたら絵の具を塗って…。
その間に、葉っぱを作って同じ工程(粘土が乾いたら油絵の具を塗る)を繰り返します。
花が出来たら、茎を作り、葉っぱを付けていきます。
そうして一本の花が完成するのです。
こんなだから、一つの花を作るのに、何週間もかかってしまうのです。
小さな花だと、粘土や絵の具が乾くのも少し早くなりますが、大きい花や葉っぱはそれなりに時間がかかります。

なので、ひまわりは時間が必要でした。

ひまわりは夏の花ですが、花屋さんでは切り花を一年中おいてあるところもありますし、ガーデンショップなどではもう鉢植えがでています。
7月〜9月の開花時期に合わせたら、もう6月には納入したかったので、なんとか間に合ってホッとしているしだいです。

ひまわり
和名は向日葵、日廻り草、日車、天竺葵
キク科
原産地は北アメリカ
別名 Sunflower
なんでサンフラワーかというと、太陽の動きに合わせてひまわり自身もその花の向きをかえるからだそうです。

ゴッホやゴーギャンやモネなどの芸術家にも題材になったひまわりは、とても人気のある花ですね。
太陽に向かってまっすぐ伸びて、大きな花を咲かせるひまわりに、生きる逞しさと美しさを感じます。
鮮やかな黄色と茶色い種のコントラストが印象的ですが、花色は黄色、オレンジ、だいだい、赤などがあり、花びらも一重から八重まで、以外とたくさんの種類があります。
男性に好きな花を聞くと、ひまわりって答える人が多かったのは、それだけメジャーな花だってことでしょうか。

誰もが知っているひまわりですが、いざ粘土で作るとなると、悩みます。
リアルさを追求しようか、芸術性をだそうか、予算やサイズにも左右されます。
今回はリアルさを出して作り始めましたが、途中から、やっぱりもっと個性的にした方が良いかな?と思い、別の作り方でもう一本作ってみたりしたため、納期が遅れそうになり、やっぱり最初のままでいくことにしました。
写真に載せましたが、完成品の隣に未完成(色ぬり無し、葉っぱ無し)の一本を添えて写真に撮ったので、あとでちょっと見てください。
皆さんはどちらのひまわりが好みですか?

写真には写ってないのですが、パンフラワーのひまわりは後側にぜひ注目してもらいたい花なんですよ!
ガクの部分がかなり凝っています。
そして後ろ側にも小さな花が付いているんです。
そこんとこは後日インスタやFBやXにアップしますので、ぜひともご覧くださいね❤

では最後に花言葉を。
「あなたを見つける」
「光輝」

来月には、作りかけのもう一本のひまわりを完成させますね。

ひまわり
ひまわり