2024/06/10
ひまわり
先月、お客様からオーダーいただいたひまわりが完成しました。
パンフラワーは、まず油絵の具で色を付けた粘土で花芯または花を作り、粘土が乾いたら油絵の具で色を塗って、絵の具が乾いたら粘土でガクを作り、ガクが乾いたら絵の具を塗って…。
その間に、葉っぱを作って同じ工程(粘土が乾いたら油絵の具を塗る)を繰り返します。
花が出来たら、茎を作り、葉っぱを付けていきます。
そうして一本の花が完成するのです。
こんなだから、一つの花を作るのに、何週間もかかってしまうのです。
小さな花だと、粘土や絵の具が乾くのも少し早くなりますが、大きい花や葉っぱはそれなりに時間がかかります。
なので、ひまわりは時間が必要でした。
ひまわりは夏の花ですが、花屋さんでは切り花を一年中おいてあるところもありますし、ガーデンショップなどではもう鉢植えがでています。
7月〜9月の開花時期に合わせたら、もう6月には納入したかったので、なんとか間に合ってホッとしているしだいです。
ひまわり
和名は向日葵、日廻り草、日車、天竺葵
キク科
原産地は北アメリカ
別名 Sunflower
なんでサンフラワーかというと、太陽の動きに合わせてひまわり自身もその花の向きをかえるからだそうです。
ゴッホやゴーギャンやモネなどの芸術家にも題材になったひまわりは、とても人気のある花ですね。
太陽に向かってまっすぐ伸びて、大きな花を咲かせるひまわりに、生きる逞しさと美しさを感じます。
鮮やかな黄色と茶色い種のコントラストが印象的ですが、花色は黄色、オレンジ、だいだい、赤などがあり、花びらも一重から八重まで、以外とたくさんの種類があります。
男性に好きな花を聞くと、ひまわりって答える人が多かったのは、それだけメジャーな花だってことでしょうか。
誰もが知っているひまわりですが、いざ粘土で作るとなると、悩みます。
リアルさを追求しようか、芸術性をだそうか、予算やサイズにも左右されます。
今回はリアルさを出して作り始めましたが、途中から、やっぱりもっと個性的にした方が良いかな?と思い、別の作り方でもう一本作ってみたりしたため、納期が遅れそうになり、やっぱり最初のままでいくことにしました。
写真に載せましたが、完成品の隣に未完成(色ぬり無し、葉っぱ無し)の一本を添えて写真に撮ったので、あとでちょっと見てください。
皆さんはどちらのひまわりが好みですか?
写真には写ってないのですが、パンフラワーのひまわりは後側にぜひ注目してもらいたい花なんですよ!
ガクの部分がかなり凝っています。
そして後ろ側にも小さな花が付いているんです。
そこんとこは後日インスタやFBやXにアップしますので、ぜひともご覧くださいね❤
では最後に花言葉を。
「あなたを見つける」
「光輝」
来月には、作りかけのもう一本のひまわりを完成させますね。
2024/06/03
北鎌倉
6月に入りました。
6月というと、紫陽花、梅雨入り、などを思い浮かべてしまいます、
紫陽花でいえば、先週、鎌倉へ遊びに行きました。
まずは北鎌倉の「北鎌倉古民家ミュージアム」に行き、展示をじっくり堪能してまいりました。
常設展示の他に7月7日までは
『あじさいの小径とあじさい展』
『舌ヒデ子の河童さん展』をやっていて、たくさんの作品を鑑賞することができました。
河童の焼き物は、ユーモラスな雰囲気と土の暖かみを感じられる可愛らしい河童さん達。
河童の他にも犬やニワトリもいて、おばあちゃんやおじいちゃん、子供…などの焼き物もあり、見ていてとても楽しいし、ほっこりしますね。
あじさい展は、いろいろな作家さん達のあじさいにちなんだ作品を展示していました。
日本画、油絵、木版画、焼き物、布物など、多くの種類があり、それぞれに美しく、ひとつひとつを丁寧にみてしまう作品ばかり!
その他にも常設展の作品も素晴らしいし、なにより古民家ミュージアム自体の建物がすごいです。
古民家というだけあって古い木造の2階建てですが、かなり広かったです。
梁も柱も美しく、梁の一部には模様が彫られていたり、とても手の込んだ建築でした。
えっ!まだあるの?っていうくらい、入口の様子からはこんなに広いとは思わなかったので、とても見応えがあります。
そして中庭から建物の側面に沿って、紫陽花がたくさん植えられていて、展示の紫陽花以外に本物の紫陽花も楽しむことができました。
まだ全部は開花していないものの、それはそれで美しく、やっぱり紫陽花っていつ見てもいいなぁと思います。
色や種類の多さが、見る人を飽きさせないのでしょうか。
まだ紫陽花の季節にはちょっと早かったせいか、紫陽花目当ての観光客は少なくて、おかげで良い写真がたくさん撮れました。
これが紫陽花の季節の真っ只中だったら、観光客が多くて写真なんて撮れないと思います。
狭い通路に人がびっしりいたら、さっさと進まなければならないし、写真をとっても人ばかりで紫陽花は写らないかもしれませんね。
せっかく来ても、紫陽花とのツーショットが撮れないなんてこと、あると思います。
古民家ミュージアムで紫陽花をたくさん見るこことができたので、近隣のお寺へ寄るのはやめてしまいました(笑)
北鎌倉で遅めのランチをとりたかったのですが、北鎌倉は駅周辺に飲食店が少なくて、入りたいお店は早々にランチタイム終了なので、鎌倉へ移動。
北鎌倉と違って鎌倉は観光客で賑わっていました。
自分たちも観光客ですが(笑)
飲食店も多いので、お店に入って食事休憩のあとはお決まりのコースを楽しんでみました。
小町通りや鶴岡八幡宮など、買い物しながら歩きまくり、疲れてコーヒーブレイク。
天気も良く、暑すぎず、緑も花も多い通りを歩くのは楽しかったです。
鎌倉って、何度行ってもなんだか楽しい(笑)
でもまだ秋は訪れたことはないです。
次は秋に行けたらいいな。
そしたらどんな花が見られるのかしら?
2024/05/23
つるバラ
バラが美しい季節です。
伊豆の国市でも、あちこちの花壇や民家の庭でバラが咲き誇っています。
なかでも思わず見とれちゃうのが、家の外壁に沿ってたててあるバラや、門扉がわりのバラのアーチ。
つるバラならではの見せ方ですね!
つるバラは樹形から3タイプがあります。
・立ち木性(ブッシュローズ、木バラ)
・半つる性(シュラブローズ)
・つる性(つるバラ、クライミングローズ)
バラ科バラ属
原産地 西アジア、中近東
開花時期 5月〜11月
つるバラは、アサガオのように他のものに絡みつく性質はなくて、ただ枝を伸ばすだけです。
そのために伸びた枝をフェンスやアーチ、パーゴラ、オベリスクになどに誘引して育て、鑑賞することができます。
つるバラは種類によっては1年間に1〜6メートルも伸びるんですって!
私の庭にもつるバラがあって、毎年たくさん花を咲かせてくれています💕
もらった苗をいただいたので、どの種類なのかわかりません💦
一重の派手なピンク色の小さな花が、いつくも枝先にまとまってついています。
ちょっと調べてみたのですが、名前がはっきりわからなくて💦
カクテルか、ドリフトローズか、ピンクコクテールあたりではないかと思うのですが、確定はできません。
バラって本当にたくさんの品種があるんですね!
その中から選ぶって大変そう!
しかも、病気に弱いし。
うちのつるバラは丈夫ですが、もう一つある赤い木バラはすぐに葉っぱに黒い斑点ができてしまいます。
虫もつくし。
それでも毎年少しづつ大きくなり、花もつけてくれるので、その健気さに感動です。(そっちかい💦)
では恒例の花言葉を。
「無邪気」「爽やか」「いつも美しい」
さらに色によっても花言葉はあります。
赤→「情熱」「あなたを愛します」
ピンク→「感謝」「幸福」
黃→「友情」「平和」
青→「夢かなう」「神の祝福」
白→「尊厳」「純潔」
つるバラだけでも花言葉があって、色で分けたら贈り物の時に役立ちますね。
2024/05/15
カラタネオガタマ
玄関を出て、外へ出た瞬間。
または、外から帰ってきて庭を抜けた瞬間。
ふわっと良い香りがするんです。
庭にはカラタネオガタマの木。
これに小さな花が付き始めました。
なぜか毎年ごとに花のつく数が減り、葉っぱの数もしょぼくなってきて…(T_T)
土の栄養がたりてないのか、日当たりがわるいのか、老化なのかは素人の私にはわかりませんが、本当に数える程しか花がついていないんですよねー。
それでもカラタネオガタマの木の前を通ると、ふわっと良い香りがするんです。
本当に一瞬だけ。
なんで?
もっと香りを感じたくて、木のそばに寄って花に鼻を近づけると、あぁこの香り💕
バナナのような甘い強い芳香があるため、別名バナナツリーとも呼ばれています。
でもうちのカラタネオガタマはそんなに強い香りはなく(花が少ないせい?)甘さと爽やかさが混じった儚く甘い香りです。
甘さが本当にスッキリしているので、何回も香りを嗅ぎたくなります。
甘ったるい濃厚な香りが苦手な私には、このカラタネオガタマの香りが丁度良い♡
カラタネオガタマ
モクレン科 オガタマノキ続
開花期 4〜5月
4m前後の常緑樹
中国南部原産
別名 トウオガタマ(唐招霊)
カラタネオガタマと似た木ではオガタマノキがありますが、そちらは15〜20mと大きく、葉っぱも10cmくらいの大きさです。
同じオガタマですが、サイズが違いますね。
オガタマは新芽が出て葉が茂ると、古い葉は一斉に落ちるので「縁起の良い木」とされていて、神社にもよく植えられています。
名前の由来も、神様に供える木(神道において神様は尖ったところに宿るとされているため、葉が尖っているまつ、サカキ、オガタマが用いられている)であることから「招霊(オガタマ)」と呼び、中国原産のために「唐(カラ)」がついたようです。
中国では、消化不良や、鼻炎を改善する効果があるとして、薬にも使われています。
あんな良い香りがしたら、鼻炎なんて患っていたらもったいないですね(笑)
では、最後にいつもの花言葉を。
「甘い誘惑」
…ちょっとイメージから離れているような気もしますが…わかります(笑)
2024/04/22
ミツカドネギ
4月に入っても寒かったり暑かったり、雨が降り続いたり晴れたりと、安定しない天気のせいか、庭の草花が元気です(笑)
太陽と水と気温のバランスが草花にとってはちょうど良いのかしら?
うちの狭い花壇ですが、いつの間にか白いはながいっぱい咲いていました。
ニラのような長い葉っぱがでているなと思っていたのですが、いつの間にか花が咲いていました。
葉っぱだけの頃は「抜かなきゃ!」なんて思っていたのですが(思うだけ。なかなかやらない💦)花がつくと「わ!綺麗!」と抜くのをあっと言う間に却下。
そんなわけで、私の花壇は狭くなり、ごちゃごちゃしてくるわけです。
話を戻しますと、そのニラのような葉っぱを持つ白い花は《ミツカドネギ》でした。たぶん(笑)
ミツカドネギ(三角葱)
ヒガンバナ科 ネギ属
別名 アリウム・トリクエトルム
サンカクニラ
花期 4〜5月
西ヨーロッパ南部、西アフリカ北部、地中海沿岸が原産地
花の茎が三つの角になっていることから、ミツカドネギと名前がついたそうです。
そしてこの花、食べられるんですって!
味はニラとノビルを合わせたような感じで、葉っぱから花まで食用にできるとか。
肉と炒めたり、卵と炒めても合いそうですね。
塩コショウや鶏ガラスープの味付けが良いのかしら。
花はサラダに散らしたら素敵。
英語圏では野生化したニラをワイルドオニオンと呼び、ハーブの一種として扱うそうです。
ミツカドネギもいつの間にか増えていたのですが、花は綺麗だし食べられるので放置しておくと増えすぎるため、抜いたり捨てたりされます。
でも球根なので、捨てられた所で繁殖するわけです。
つまり、このサイクルを断ち切るためには、食べてしまうのが一番なわけですね。
でも、ちょっと怖い(笑)
だって、ハナニラや水仙を誤って食べてしまい亡くなった話を聞くと…
本当にこれはミツカドネギなのか?と疑ってみたりして。
食いしん坊なので食べたい気持ちまんまんなんですけど(笑)
大丈夫かなぁ。
枯れたり萎れたりしないうちに試してみたいけど。
では最後にいつもの花言葉。
「無限の悲しみ」
「不屈な心」
「円満な人柄」
「正しい主張」
ん~~ちょっと花からイメージしにくい花言葉ですね。
では、ミツカドネギ食用利用にチャレンジしてみます。