2024/04/13
アズマヒキガエル
今日、ネットニュースを見ていたら
「カエルは叫ぶことができる」という記事を読み、ドキッとしました。
実は今週、カエルを叫ばしてしまったかもしれないからです。
その記事によりますと
カエルは他の動物を追い払う防衛機能として、耳をつんざくような音量で絶叫するものの、人間には聞こえない。
というものでした。
アマゾンのジャングルで、コノハガエルが頭を後にもたげ、口を大きく開けているのを発見した研究チームは、カエルが叫んでいるように見えたが、実際に耳で音を聞くことはなかったという。
しかしチームは、高周波音のレコーダーを使ってその音を聞くことに成功。
同種が使う防衛のための超音波を初めて録音したということです。
コウモリやげっ歯類、小さな霊長類といった両生類の捕食者らは、人間には聞こえない周波数の音を発し、聞くことができるそうです。
さて、話を戻しますが、今週、山へ山菜採りに出かけた時に大きなヒキガエルを見つけたのです。
山の斜面から落ちてきたようで、コンクリートのうえをのそのそと歩いているため、近くにある安全で水が流れている場所へ誘導しようとしましたが、なかなか上手くいきません。
仕方ないので、同行者がビニールを手袋がわりに使ってヒキガエルを掴み、湿地の近くに移動させました。
その時、カエルが一回鳴いたんです!
意外と太い声で鳴いて、それきり掴んでいても声は出しませんでした。
もしかしたら、ずっと叫んでいたのかも〜!
あとで調べてみたら、そのカエルはたぶん「アズマヒキガエル」ではないかと思います。
日本にいる多くのヒキガエルは、西日本では「ニホンヒキガエル」
東日本では「アズマヒキガエル」
その違いはアズマヒキガエルの方が鼓膜が大きいことくらいだそうで、体長7〜18cmと大型なのが特徴です。
大型で移動もするため、ニホンヒキガエルとアズマヒキガエルの混血もいて、その判別は難しいそうです。
のそのそ歩き、虫やミミズを食べて生活しています。
動きが遅いので襲われやすいと思いますが、耳のあたりから毒をだせるため、あまり襲われないとか。
(ビニール袋で掴んで正解でした💦)
それにしても大きかったわぁ。
そして、コンクリートの上で目立つ黄土色!
ヒキガエルは通常は赤褐色から濃褐色ですが、繁殖期のオスは黄土色に変化するそうです。
カエルの繁殖期は2月〜5月。
そしてオスだけが鳴き声を出すそうで、鳴かせるにはつかんで持ち上げることだとか。
まさにそのとおりで、あのヒキガエルはオスだったんですね!
あれから無事に元気で生活しているかしら?
2024/04/02
ネモフィラ
4月になりました。
伊豆の国市もソメイヨシノが咲き始めて、いっきに春になった感じがします。
春は花の季節です。
新緑もそうですが、春は今までどこにいたの?ってくらいにあちこちで花が芽吹き出し、咲き誇ります。
とても美しい景色の季節ですが、その中でもとりわけ話題にあがるのが桜ですね。
その他というと、茨城県の国営ひたち海浜公園のネモフィラもかなりの注目度!
ネモフィラ
ムラサキ科 ルリカラクサ属(ネモフィラ属)
原産地 北アメリカ西部
開花期 4月〜5月 一年草
日当たりが良く風通しが良い場所、土は水はけが良く乾燥気味で肥料の少ない土壌を好む
ネモフィラといえば「インシグニスブルー」が一般的によく知られている品種になります。
皆さんがネモフィラを思い浮かべる時に、まず出てくるのがそうだと思います。
私もそうです。
でも、実は…パンフラワーで作ったことがないんですよ💦
今回、お猪口シリーズでネモフィラをリクエストされまして、今、あせっている最中です(笑)
お客様からのオーダー品はイメージよりも正確さを期待されますので、作ったことのない花はよく研究してからでないと製作しません。
ネモフィラはちょうど今の季節なので助かりました。
花屋でネモフィラを買ってきて良く観察できますから。
花は写真を見ればわかりますが、ガクや葉っぱの付き方など、実物を知らないと作れません。
そして何より大切なのは、その花の持つ雰囲気です!
それは写真ではなかなか伝わってこないし、実際のところ、自分で見て感じるのが一番ですから。
本物の花を見て感動した気持ちをパンフラワーに反映します。
その花のイメージを作ります。
なので、実際に見たことのない花をオーダーされるとあせりまくる私です(笑)🤣
今回はたまたま手に入る花だったので良かったです。
とても可憐で可愛らしい、そして清楚なたたずまいを備えるネモフィラ。
色もブルーのなかにムラサキや藍色も入っていたり、密かに表情豊かなんです。
葉っぱも細かいわぁ(ToT)
粘土でどこまで表現できるかしら?
でも、作ったことのない花に挑戦するのはとてもやりがいありますから、まずは粘土をこねますね!
できあがったらインスタ、フェイスブック、エックスにアップするので、またご覧くださいませ💖
では最後にネモフィラの花言葉
「あなたを許す」
「どこでも成功」
「可憐」
2024/03/22
シモクレン
シモクレンは「紫木蓮」と書きます。
今の季節、あちこちで見かけますね。
外側が紫で内側が白。
花は8〜10cmと大きいですが、樹高は4〜5mほど。
モクレン科 モクレン属
中国原産
私はシモクレンが大好きで、いつも近所の友人の庭に花が咲くのを楽しみにしていたのですが、今年は残念ながら見れません。
友人が庭の改造を行うさいに、切ってしまいました(ToT)
駐車場を作るためなので仕方ないですが、はっきり言って残念です。
ま、私の庭ではないのでしょーがないか!
伊豆の国市には庭にモクレンを植えている家が多いので、他のモクレンを見つけて眼福しようと思います。
モクレンにはシモクレン(紫木蓮)とハクモクレン(白木蓮)がありますが、私はシモクレンの紫がかった紅色がとても好きです。
花が大きいので、紅色がとても目立ちますね。
他にハクモクレン(白木蓮)があって、そちらは名前の通りの白一色。
花びらは9枚ありますが、実はそのうちの3枚はガクなんです。
ガクが白いため、花びらのようにみえています。
花言葉もそれぞれで
シモクレンは「自然への愛」「恩恵」
ハクモクレンは「高潔な心」「慈悲」
なんだかぴったりだと思いました。
名前の由来は、モクレン(木蓮)の花がハスに似ていることに由来したそうですが、かつてはランの花に似ているとしてモクラン(木蘭)と呼ばれていたこともあるそうです。
…私個人的には、ハスにもランにも似てないと思うのですが(笑)
見え方は人それぞれですからね!
モクレンと良く似た花で、コブシもこの時期に咲いています。
モクレンより小ぶりの花ですが、樹高はとても高く8〜10mもあります。
伊豆の国市を車で走っていると、畑や公園に白い花をたくさんつけた大木を見かけますが、本当に目立つし、とてもみごと!
コブシもモクレン科モクレン属です。
あまり背が高いので、香りがよくわからないですが、モクレン特有の爽やかな甘い香りがするのかな?
花言葉は「友情」「歓迎」
モクレンとコブシ。
どちらが好きですか?
どちらも目立つ樹木なので、見つけてみて下さいね。
2024/03/03
今昔ひな祭りあれこれ
今日はひな祭りです。
と言っても、今朝そのことに気がついて、慌ててアトリエからパンフラワーの小さな雛人形を出して飾りました💦
うちは女子は私だけなので。
先月から諸用で落ち着かない日々をおくっていたので、雛人形のことがすっかり頭から抜け落ちていました。
飾って早々にしまわれる雛人形も可哀想ですね。
ひな祭りは3/3が固定してますが、4/3がひな祭りという地域もあるようです。
今はどうか知りませんが、山形県河北町の旧家では、立派な雛人形を飾って皆に見せる習慣があったそうで、内裏雛は赤ちゃんくらいの大きさの物もあったとか。
それを飾る部屋も天井を特別に高くしてあり、さすが昔の旧家ですね。
今でもそのような家が残っているのでしょうか気になります。
他には群馬県上野村では昭和初期頃、4/3はおひながゆという行事があり、川原にシロという石積の囲いを築き、雛人形を飾ってその中でご飯を食べたり遊んだりする風習があったそうです。
男の子もそうやって遊び、ご飯も自分達で作るのだとか。
茨城県は3/9鹿島神宮の祭頭祭では昔、少年少女が長い棒を組み合わせる行事で、少女は人形をおぶって参加したりがあったそうです。
3/3に限らず子どもの成長や安全を願うお祭りや行事は、いろいろなかたちで古くからあったのですね。
今も見られる「流し雛」もそうした行事のひとつで、木や紙で作った人形に、自分の体についているかもしれない悪い病気などを移して川に流すことをさします。
ひな祭りはそうした行事の変化したものかもしれませんね。
ひな祭りに絡めてお話ししたいことがもう一つあります。
3/8は「国際女性の日」
世界では女性のエンパワーメントやジェンダー平等の社会実現に向けたパネルディスカッション、朝食会、イベント、デモ行進などの活動が数多く行われているそうです。
欧米では、春の象徴であるミモザの花を男性が女性に贈る風習もあり、男女共同参画社会にたいする考え方や価値観やお祝いするかたちは国それぞれですが、日本はどうなのでしょうね?
ジェンダーギャップ指数2023において日本は主要先進国最下位の146カ国中125位だそうです。
かなり低いんですね。
日本の女性の地位の低さや生きづらさはじゅうぶん感じていますが、数字であらわにされると哀しくなります。
ひな祭りをお祝いする気持ちは、老若男女とも同じなのではないでしょうか。
これからの若い人が健やかに、幸せに過ごせる未来を願ってひな祭りをお祝いしたいです。
2024/02/21
パンジー制作中
今、パンジーを制作中です。
去年、お正月飾りをご注文いただいたCSサロン様から再度の発注で、今度は春から夏にかけてお店に飾るパンフラワーが欲しいとのこと。
新しくオープンしたサロンに続けて飾らせていただくなんて、とても光栄です。
年末に納入したお正月飾りは、松と紅白の椿をオフホワイトの器に入れてお正月感を出したパンフラワーで、大きさは40cmくらいのサイズ。
今回はそれくらいの大きさか、もっと小さなサイズで2箇所に置くかのどちらかで話し合ったところ、小さめの器で2箇所にということになりました。
わくわくするような化粧品が並んだ棚を、優しく華やかな花で飾りたい。
そんな要望をかなえるパンフラワーを考案してみました。
春や夏は花の季節。
選ぶ花はたくさんあるのですが、小ぶりで商品の棚を引き立てるとなると、パンジーかな。
私がパンジーが得意なこともありますが、パンジーは花の色の種類が多いので、いろいろなイメージをつくりやすいです。
それに、誰もがみたことのあるポピュラーな花。
お客様にも親しみを持っていただけそうです。
花の種類が決まったら、いける花器を捜します。
幸い手元に丁度よいサイズの器がありました。
ベージュにゴールドのペイントで、可愛らしいクマがデザインされた愛らしい花器。
パンジーを飾るのにもピッタリです。
パンフラワーを入れるのに、花と器の相性はとても大事!
どんなパンフラワーでも、器が合っていないと良く見えません。
器選びは重要なポイントです。
なおかつ予算に応じて決めるので大変(笑)
今回は同じ花器に、花色の違うパンジーを作っていけこむことにしました。
パンジーはスミレ科スミレ属。
開花時期は10月から6月くらいと長いので、長く楽しめますね。
色も白、黃、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、茶、黒、複色…幅広いです。
パンジーの模様がパンセ(考える人)に似ていることからパンジーと名前がついたそうですが、園芸種が多く開発されて、模様のないパンジーもたくさんあります。
綺麗な花色と、ヒラヒラした花びらが可愛くて、誰からも愛されるパンジー。
私は今回、黃、オレンジ、ピンク、紫色で作っています。
つぼみや半開きの花も加えていくつか作ってから、一番良くできた作品を選んでいけこみます。
花と同時に葉っぱもたくさん作っています。
納期があるので、手順にそってどんどん進めなくては💦
私は花を作るのも好きですが、作ったパンフラワーをいけこむ作業もとても好きです。
作りながらいけこむことを考えて、楽しみながら製作しています。
完成したらインスタ、フェイスブック、Xにアップしますので、また見て下さいね。